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【受験記】AWS SAA-C03に合格しました!

本日、AWS Solutions Architect Associate(以下、AWS SAA)を受験し、無事合格しました。

準備期間3ヶ月半(7月2日くらいから勉強を始めたので)、勉強時間は120時間ほどでしょうか。

前回の受験では、試験官による強制キャンセルとなり、いろいろとモチベが低下していたのですが、腐らずに勉強を継続し、結果を残せたのはよかったです。

※強制キャンセルとなった話は、以下の記事にまとまっています。

さて、AWS SAAを再受験するにあたり、勉強方法を色々と工夫したので、これから挑もうとする方に向けて、メモを残そうと思います。

上記の記事でも書いていますが、試験のバージョンが「SAA-C02→SAA-C03」にアップデートされたことで、問題の難易度が大きく上昇しています。

この記事は、この新バージョンに向けた勉強方法となりますので、勉強をどのように進めればいいか迷っている方はぜひ最後までお読みください。

ちなみに、今回は試験日までの日数ごとに個人的にオススメな戦略をいくつかまとめています。自身の状況に当てはめてみて、参考になる部分があれば幸いでございます。


1.試験の振り返り

まぁ合格したことを疑う方はいないと思いますが、一応証拠を載せておきます。Twitterにもある通り、ボーダーが720点で、私の得点は768点でした。

前回の受験との差分を考えてみると、

①勉強方法
②受験方法(オンライン⇒テストセンター)

の2点でしょうか。①については後述するとして、②を簡単にまとめます。

前回の試験は会社の打ち合わせスペースで受験したのですが、オンライン試験特有の面倒臭さがありました。

詳しくは前回の受験記に譲りますが、試験に適した環境を準備するのがとてつもなく面倒でした。そのうえ、ネットワーク不調も起こるし、散々な目に遭いましたね。

それに対し、テストセンターでの受験はストレスなく受験まで進められたと感じます。簡単に当日の流れをまとめますと、、、

・テストセンターで受付する
・身分証明書(免許証)を提示する
・受験日時、団体名(AWS)、名前を専用の用紙に記入
・注意事項を読み、同意のサインをする
・身分証明書(免許証、マイナンバーカード)を提示する
・WEBカメラで写真を撮る
・免許証で本人確認
・時計など、試験に不要なモノを外すように指示がある
・備え付けのロッカーに荷物をしまう
・ロッカーのカギと免許証を持って試験を受ける部屋に入室
・専用のパソコンで試験を受ける
・試験が終わったら、受付で終了時刻と名前を記入
・ロッカーから荷物を引き出し、鍵を返して退出

テストセンターによって、若干の違いはあるかもしれませんが自分はこんな感じでした。

個人的によかったと思うのは、①受験環境の準備が楽 ②緊急時はトイレに行ってもOK の2点です。

まず、①受験環境の準備ですが、パソコンは試験センターが用意したものを使用する訳ですし、面倒な確認もなかったのでストレスフリーでした。オンライン試験だと、マイクやカメラの設定も自身でする必要がありますし、ネット回線が不安定だと受験のときに心配になりますからね。

次に②ですが、オンライン試験では緊急時でもトイレに行けないようです。まぁ不正を疑われますからね。

それに対し、テストセンターは一応緊急時のみトイレに行けるようです。センターの方に聞いたときはあんまりいい顔をしてなかったですけど。まぁ途中で腹痛に襲われる可能性もありますので、トイレに行ってもよいというのは安心材料になると思いました。

とまぁ個人的にはメリットが多いテストセンターでの受験をオススメします。ただし、場所によっては受験できる日が限られていたり、早めに埋まってしまう可能性がありますので、予約は早めにした方がよいです。

ここまでが試験の振り返りとなります。さて、ここからが試験日までの日数ごとにオススメな勉強法となります。

2.試験日まで3ヶ月

3ヶ月前から準備が必要なのは、AWS未経験の方でしょうか(自分もそうでした)

個人的に、試験日まで3ヶ月以上あるのであれば、相当サボらなければ万全な準備をして挑むことが可能だと思います。以下に有用な教材をまとめます。

■Pint-t

会員登録すれば、無料で問題演習ができるサービス。
演習や模擬試験をやり込んで合格した方の受験記をちょくちょく見かけるため、信頼性の高いサイトなんだと思います。

前回の受験記では、あんまりプラスなことを書かなかったのですが、実際は試験の感覚をつかむのに不向きなだけで、問題の解説はとても丁寧で参考になります。

AWSの利用経験にもよりますが、未経験であれば「自由演習」で用語を覚えることを優先すべきかなと感じます。

分からない問題は、解説をしっかりと読んでサービスへの理解を深めましょう。10/16時点で700問以上が用意されているため、一通り回答したら「模擬試験」で理解度を確かめるのがよさそうです。

1.5ヶ月くらいかけて、用語の意味がわかってきたら次へ進みます。

レベル28/40までやり込みました

■JPNTEST

Pint-tである程度理解が深まったら、いよいよ実践形式の問題に挑戦します。そこで役立つのが、JPNTEST。Azureのときも活用しましたが、合格だけを考えるなら、これほど最適な問題集はありません。だって試験と同じ問題が出題されるからね(笑)

この問題集には無償版と有償版がありますが、無償版は339問(私が使用したバージョン)、有償版は826問が用意されています。

試験問題の全65問のうち、無償版と全く同じ問題が10問ほどありました。有償版では、もっと同じ問題が多い可能性が高いです。なので、確実に合格したいのであれば、10,500円払って有償版を購入することをオススメします。

※その場合は、試験1ヶ月前から準備すれば大丈夫そう

試験に掛ける費用を抑えたい場合は、無償版でも大丈夫です。現に、私も無償版で合格していますからね。ただし、同じ問題のヒット率がそれほど高くないので、基礎知識は必要不可欠です。

また、無償版はローカライズが不十分で、問題文が難解な問題もいくつかありました。

一番なんじゃこりゃ!?と思ったのが、問題文に「午前1時」とあったヤツですね。これはおそらく「IAM」のことを指すと認識しました。こんな感じで、誤字脱字が多いので注意してください。

また、無償版には解説がないので、なぜこの選択肢が正解となるのか、しっかり理解したい方はChat-GPTを使うのがオススメ。壁打ちすれば、理解度が大きく高まります。

この2つを使えば、合格率は高いと思います。

3.試験日まで1ヶ月

試験の1ヶ月前から準備する場合、AWSサービスの経験者はちょうどよく、未経験者はペースを上げる必要があるという感じでしょうか。

ただし、前述したJPNTESTの有償版を買えば、合格自体は可能です。とりあえず、826問を一通り解いて、わからない問題はChat-GPTの解説を読む。それをひたすら繰り返して、問題集を3周くらいすれば準備としては大丈夫だと思います。それくらいやりこめば、正解率も80%を超えているはずなので。

あくまで受かることを主眼に置いているので、未経験者の場合、サービスの理解は一旦置いておいてください。

4.試験日まで1週間

なぜここまで放っておいたんだ(笑)

ここから挽回するには、JPNTESTの有償版を死ぬ気で周回するしかない。問題をすべて覚えきれれば、合格の可能性が出てきます。

5.試験日まで3日

JPNTESTの商品ページに、3日前から準備して合格した方のレビューが載っていたので、ここからでも挽回できる、、、のか?

6.効果が薄かった教材

次に、教材としてオススメできないものをいくつか挙げます。ちなみに、前回の受験記では「Ping-t」「AWS公式問題集」「Youtube(CloudTech)」を挙げていますので、それ以外で。

■【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

他の方の受験記に登場する機会が多かったので、気になって購入しました。問題が6回分用意されているのですが、全部やればAWSサービスへの理解度が高まります。

ただし、解説が少なく感じたのと、JPNTESTの方で事足りたことが理由で、個人的にはオススメはしません。

■古い書籍

上司からいただいた問題集(2019年出版)、大変申し上げにくいんですが…ほとんど役に立ちませんでした。参考までにリンクを載せていますが、今は買わない方がいいですよ。

ちなみにこちらは、古本屋で400円前後で買ったとのことでした。やはり、IT系のベンダー資格は情報の更新頻度が高いため、古い本を買うのはオススメしません。

もし先輩や同僚が、試験で使った本を譲ってくれると申し出た場合でも、情報が最新かどうかは確認した方がよさそうです。

つーかそもそも、この手の書籍は問題演習が少ないので、あくまで解説を読むためのものと割り切って使った方がよさそう。この1冊で完結させるのではなく、実践問題に触れる機会を増やした方が、合格率は上がる気がしますね。

■一部の合格体験記

試験前、合格するか不安でほかの方の受験記を読み漁っていました。今振り返ると、この時間は不要でしたね。

中には参考になる記事もあったのですが、それ読んでる時間に勉強しろよっていう。。。単純に不安が増しただけでした。

あと、前提知識や業務経験も異なるので、「〇日で合格しました!」という「勉強してなくても受かったぜ」的な記事は、受験前に読まない方が精神衛生的によいです。そういうのは、試験に合格して心に余裕のある状態で読みましょうね。

7.勉強をサポートする便利ツール

最後に、勉強の際に使用した便利ツールをまとめます。

■Chat-GPT

前述したとおり、解説を読んでもわからないときは、Chat-GPTで壁打ちするのが理解度を高めるのにオススメ。

■Googleスプレットシート

Excelという高価なツールを持っていない一般庶民でも、Googleのアカウントがあれば無償で使える神ツール。

自分は、問題集ごとにシートを分けて、正誤の記録を取るのにしようしました。何回も間違えるということは、内容を理解していないということなので、試験前はそこを重点的に学習しました。iPhoneのスプレットシートアプリからも閲覧できるので、外出時にも重宝しました。

8.終わりに

試験が終わった解放感でテンションがおかしく、気づけば試験当日に4,000文字も書いてました。勢いがヤバい。。。あと文章のつながりがおかしい部分は、後日修正するかもしれません。お見苦しい部分があったら申し訳ないです。

さて、試験後はあまり自身がなかったのですが、無事合格していて安心した次第です。

本資格は、問題文の長文化&試験範囲のサービス数の増加により、難易度が上昇しました。なので、正しく対策しないと、なかなか合格は難しい。この記事が、これから受験する方への一助となれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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