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詩|そらがあおくて


詩|そらがあおくて


あんなに毎日見上げていたそらの粒は
どこにいってしまったのだろう
あんなに毎日聞いていたきみの声は
もうすぐ消えてしまいそうだ

まちにのこった幸せなきみと
どこかを彷徨うさまよう幸せな僕
きっともう

連絡はとれるのに
あいにだっていけるのに
今日も勇気のない僕だ

あんなに一緒に過ごした時間は
遠くからでも眩しすぎて
あんなに一緒に遊んだクマさんも
今年で立派に27歳になったよ

きみから離れた僕は
重石おもしをなくしてしまってフワフワ
大丈夫、楽しんでいるよ

連絡はとれるのに
本当はあいにいきたいのに
今も勇気のない僕だ

聞こえますか
きみに僕の景色を届けたい
そらがあおくて粒が光っていないんだ
きみはどっちにいるのかな

毎日そこにあった天の川も
毎日聞いてた僕たちの声も
きっとそのうち消えてしまうけど
そっと遠くで輝いている

ただ、そう祈っているだけ




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