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ヒラ公務員欧州へ行く6 ~ミラノ万博~

2015/9/14 mon 風邪の状態:★★★★(かなり悪し)
イタリアミラノ市郊外

 私の両親は万博に行ったことがあります。2005年の愛知万博です。愛知万博開催時、私は大学生で愛知からわりと近い京都に住んでいましたが、当時は興味が無かったことと、行こうにも部活に授業にと忙しかった身だったため結局は行かずじまいでした。京都で私のアパートに泊まり、愛知へ向かう両親を見送ったことを今でも覚えてます。時が過ぎ、学生の頃よりも様々なことに好奇心を示すようになった自分は、いつの日か万博へ行くことを秘かな目標としていました。そのため今回、万博が開催されるミラノを目的地の一つとしたのです。当時、日本でも結構ニュースになっていました。ミラノ万博のテーマは食で、グルメと呼ばれたい私としては見逃せない内容でした。
 ミラノダービー観戦の翌日、世界中の料理が食べられる!とわくわくしながら会場へ向かいました。栄養のあるものを食べて、早く風邪を治したいという切実な思いも少なからずありました。

画像11↑入口付近に並べられた像たち。テーマの食べ物があしらわれてます

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画像11↑国ごとに「パビリオン」という建物をつくり、そこでそれぞれの文化や価値観の紹介をします。こういうのが100個以上作られてます

 大阪万博の時、世界の国からこんにちはという歌が流行したそうですが、今はその意味がよく分かります。万博は、まさに参加者が世界と出会う場所でした。お手軽に世界一周が出来るような気持ちになれます。ヨーロッパに来ているのにアジア、アフリカ、南米などまるで違う文化がその辺りにあり、ところどころで伝統のダンスを披露するショーが開催されています。各々の民族衣装をまといパフォーマンスをしているので多様で楽しげな雰囲気が創られています。

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画像11↑ 2017年にカザフスタンで万博が行われる宣伝も兼ねてるようです

特に気に入ったのはトルコのダンスで、それはステージ上でなく広大な通路で行われ、プロが踊った後は見ていたお客さんと手をつないで輪を作り、お客さんはプロのステップを見よう見まねで一緒に踊るというものでした。

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分け隔て無く皆が笑顔で踊るこのパフォーマンスは、私にとって万博で最も感動した瞬間となりました。
 そろそろお腹がすいてきたので、そして風邪により疲労感が普段の3倍のスピードで蓄積されてきたため、なにか食べる物を求め、風邪っぴきの日本人は110万平方メートルという広大すぎる会場(ディズニーランドの2倍)を徒歩でさまよい始めたのでした。

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↑ 先が見えないくらい広い会場…

↓ ヒラ公務員欧州へ行く1~5はこちら



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