RWC2015が初めてのラグビー観戦だったためにノリがよく分からなかったけど褒められてさらにプレゼントもらえた話。(HKO 第28話)
2015/9/19 Sat 16:45 イギリス ブライトン ファルマースタジアム
ラグビーワールドカップ2015 南アフリカ代表 vs 日本代表
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試合が始まりました。
これがぼくにとって初めてのラグビー生観戦になるんですが、正直、ルールがよく分かってません。
テレビなら解説者が、今何が起こったのかと丁寧に説明してくれるので何となく理解できるのですが、生観戦の場合誰も教えてくれません。しかも周りに日本人いないし。
とりあえず、トライをとるために前に進めばいいという競技なので、日本代表がボールを持って大きく前進するとき声を出すようにしました(実際試合が盛り上がるのもそういう場面です)。
「いけ~!」「GO~!」
周りに日本人がいないため、もはやぼくの独壇場です。もう殆どやけくそです。めちゃくちゃ周りから見られますが知ったことではありません。
旅の恥はかき捨てでひとりでギャーギャー言っていると、後ろから突然両肩をぽんと叩かれました。
後ろのおじさん(南アフリカのサポーター)から「いいぞ!いい応援だな!」と言われたようです。
何だか知らないけど褒められました。
その後、「これあげるよ!」と肩に何かをかけられました。
見てみると、日本と南アフリカの絵が入った、この試合限定のタオルマフラーでした。
え、いいの?タダで?と思いましたが、めっちゃ笑顔で渡してくれたため受け取りました。
大人しく座ってるよりはバカ丸出しで応援したほうが、少なくとも海外では好意的に思われるようです。
試合は一進一退で進みました。おそらく誰もが南アフリカ代表の快勝を予想していたと思いますが、日本代表も喰らいつき、なかなか点差が開きません。
それに対して南アフリカのサポーターもいくらかフラストレーションがたまっているようでした。
試合中、時折スタジアムで「ジャーパン!ジャーパン!」とコールが沸き起こります。
しかし前半に起こったこのコール、私には幾らか冷やかしのように聞こえました。
言わば「初戦が南アなんて気の毒だな、でも遠いところからよく来たし、試合も良くやってるしまあ頑張れよ!」という感じでした。
まさか日本が勝つなんてことはないだろう…そんな雰囲気の中、前半が終了しました。
(つづく)
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