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RWC2015 南アフリカ対日本戦みたあと、歌ったり乾杯したり街がキレイだったりした話(HKO 第31話)

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2015/9/19 Sat 19:30 イギリス ブライトン ファルマースタジアム

 スタジアムを出ると、夕焼けの中最寄りの小さなファルマー駅に向かう大行列が出来ていました。

 観客を運ぶ電車はあまり大きくなく、忙しそうにひっきりなしに往来しています。

 30~40分くらい並んでいると、誰かが英国のバンド、オアシスの名曲「Wonderwall」を歌いだし自然と合唱が始まりました。知っている歌だったので一緒に歌ってみたら、終わった後5mくらい右側でたぶん「あいつ日本人だよな?」「なんで歌えるんだ?」というヒソヒソ声が。とりあえず聞こえないふりをしました笑

 どうでもいいですけどこの曲はカラオケでよく歌います。

引用:Sony Music ホームページ

 その後別のところから、「ス・シ!ス・シ!」という謎のコールが。もう苦笑いするしかありませんでした笑

 スシ詰め状態の電車に運ばれブライトン駅に着き、高速バス乗り場に向かい歩いていると、パブのテラス席で飲んでいる30代後半くらいの男性に声をかけられました。

「なあ、日本と南アフリカの試合はどうだったの?」

ぼく「え~と、サウスアフーリカ、32、ジャパーン、34…」

「は!?日本?日本が勝ったの!?」

ぼく「イエス!アンビリーバボー」

「おいみんな!日本が勝ったってよ!」

大勢「マジかよ!」

ぼく&大勢「カンパーイ!」


 飲んでませんが(てかグラスすら持ってませんが)店先でとりあえず乾杯ポーズだけやっておきました。

 乾杯だけやってそのまま立ち去り、ほかにも歩いている途中「ジャパン!(両手を挙げ)イエー!」と声を掛け(あげ?)られたりと、試合の衝撃は早くもブライトンの街中に伝わっているようでした。

 途中、7~8mの高さの時計台が現れました。ライトアップされ、カラフルな小さな旗の連なりが塔の先端から放射状に伸びています。

 まるでこのラグビーワールドカップという世界的祭典が地元で開催されることに対して、街の大きな喜びが表されているかのようでした。本当に綺麗でした。

 その後高速バスで2時間かけロンドンに戻り、結構クタクタの状態で向かった宿泊先のホテルのレストランで「自分が作った方が絶対うまい…」と思わずにいられない、値段もやたら高いサラダとパスタを食べ、早めに眠りました。このめでたい日になんちゅうもの出すんやこの店。

 こうして、長い長い一日は幕を閉じました。
(つづく)


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