見出し画像

ヒラ公務員欧州へ行く16 ~ ベネチア、晴れた日の散歩録(ねこ付き) ~

2015/9/18 fri イタリア ベネチア 晴れ

↑ 前回の記事はこちら!

 ベネチアは小さな島で、端から端まで歩いても1時間しかかからないほどの大きさです。この島にある唯一の駅は、イタリア本土と繋がる橋のふもとにあり、ベネチア・ビエンナーレ(VB)の会場はそことは島の反対側にあります。つまりまともに歩いていけば一時間近くかかります。

 ホテルをチェックアウトして、ベネチア駅で荷物を預ける手続きをするのに行列に並ぶ羽目になり時間がかかってしまいました。会場まで歩いて行ってもよかったのですが、この時点で昼13時くらいになっており、VB会場は17時に閉場するためそこまで余裕が無く、船で行くことにしました。

 ベネチアの船は誰もがイメージする手漕ぎのものばかりではなく、バスのように利用するボートもあります。小さな船着場がバス停のように配置されており、ひっきりなしにボートがやってきます。

画像1

↑こんな感じのボートで移動できます。(出典:Venezia.net

 車が通れないこの町では、これが住民と観光客の足となっているようです。バス替わりですね。スマートフォンで検索すると、駅の近くにも船着場があったのですが、せっかくのベネチアを太陽が高いうちに散策したい気持ちもあったため、あえて徒歩15分くらいの離れたところにある船着場を選び、そこに向かうまでの町並みをしばらく楽しむことにしました。

画像2

画像5

画像4

画像5

 ベネチアは路地が狭くあまり日の光が入り込まないようですが、古い建物の窓には小さな植木鉢が置かれていたり、洗濯物が干されていたりして、ベネチア市民の日常を肌で感じることができます。

画像6

画像7

 ただ、スマホの地図を見ながら進んだのですが、それがないと間違いなく迷ってしまうほど道は入り組んでいました。というより悲しいかな、ぼくは旅行好きなのに方向音痴みたいなんです。スマホが無かったらベネチア出れなかったと思います。てか海外旅行することすらむり。

 道は入り組んでましたが、その分同じような景色が一つとして無く、突然広場に出たり、大きな教会が現れたり、小川にかかる小さな橋を渡ったりと、そこは常に小さくも新鮮な驚きに溢れていました。赤や黄色の建物が多いベネチアの町並みはどこを切り取っても美しく、絵にならないような景色は一つもありませんでした。

画像10

画像11

画像12

画像8

画像9

 ↑このねこ、ちゃんと生きてます。死んでません。写真撮ってたら起きて「キリッ!(`・ω・´)」とにらまれました。起こしてごめんなさい。

画像13

↑途中、道に巨大な毛玉が落ちていると思いおそるおそる近づくと、これまたねこでした。いや、ねこ多いな。この子は間違いなく、ぼくがじかに見た中でも最大級のねこでした。いいもの食べてるんだね。

画像14

車にひかれる心配もないため、安心ですね。

 程なく船着場を見つけ、観光客をどっさり乗せたボートに乗り、会場へ向かいます。水路を抜け、いったん海に出て、島を沿うように船は進んでいきます。この日は快晴で、水の青とベネチアの町並みのコントラストが本当に美しかったです。

画像15

画像16

画像17

画像18

 船着場から歩き会場に到着しました。中にあった惣菜屋みたいなところがあったのでそこで昼食を食べました。プラスチックの容器にサラダとかパスタが入ってるもので、味は…。まあ、いけないこともなくもなくない、というところでした。食事をとった後、いよいよ世界最古の芸術祭ベネチア・ビエンナーレへと足を踏み入れました。

↓ヒラ公務員欧州へ行く1~15はこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?