ヒラ公務員欧州へ行く18 ~All The World's Futures~
2015/9/18 fri イタリア ベネチア 晴れ
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ALL THE WORLD‘S FUTURES、日本語だと「全世界の未来」でしょうか。今回のベネチア・ビエンナーレ(VB)のテーマです。
だいたい芸術祭では開催のたびにテーマを設けますので、それに従いアーティストも作品を創ります。前回紹介した日本の作品も未来をテーマにした作品でした。現代芸術らしく映像を用いた作品や、お客さんが触ることが出来る作品もあるため、壁に絵をかけるような一般にイメージされる美術展とは一線を画しています。
↓ドイツ 架空のゲーム映像を大画面で流す
↓ブラジル 壁にあいた穴を通って部屋に入り、そこには水のしたたる袋が天井からぶら下がっていたり、金網を用いた通路があったり
↓ノルウェーは広い空間に大きな窓枠とその中の窓ガラスが割れた状態で置いてあり、穏やかな音がどこからともなく流れてくるというもの
他にも様々な作品がありましたが、やはりというか、どれをとっても中々理解しがたいものばかりです。でも芸術はこういうものかなと思います。国を代表しているだけあってどれも見ごたえ十分の展示内容でした。
会場自体がそこまで広いわけではないため、一日あればなんとか見て回れると思います。だいぶ駆け足で回りましたが、VBは2年に一度開催されるため、ちゃんと時間を確保してまた観に来たいです。
古の街ベネチアで最先端の芸術に触れる、この経験は何物にも換えがたいものでした。長崎でも何らかの芸術祭開けたらいいのになあと思いながら、会場を後にしました。
芸術祭の会場を出た後は船に乗らず、歩いて駅まで向かいました。相変わらずの道のこみ入り具合で、また迷いそうになります。Google Mapなかったらぜったい帰ってこれませんでした…。
途中で結婚式らしいカップルを見かけました。映画みたいですね。
少しも退屈しない町並みを楽しみながら駅に向かい、荷物を引き取りバスに乗ろうとします。
が、待機しているバスに乗り込もうとすると断られ、現金でなくカードを見せてくれと言われます。銀色の小さい郵便ポストみたいな自動券売機を見つけ買おうとしますが、ぴったりの額の硬貨がないとこれが買えません。
ほとんど紙幣しか持ってなかったため、その辺のキオスクみたいなところで水か何かを買い、そのお釣りで無事カードを購入、空港行きのバスに乗り込めました。これに乗れなかったら飛行機はかなりぎりぎりでした。危ない危ない。
いろいろとありましたが、これでイタリアとはお別れです。次の目的地はイギリスです。
風邪を前日まで引いてましたので、イタリアで健康に過ごせたのはこの日だけでした。今度来る時は体調に気をつけるよ。さよならイタリア、また会う日まで。
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