ヒラ公務員欧州へ行く3　〜イタリア到着〜

2015/9/12 夜　　風邪の状態：最悪
イタリア　ベネチア　マルコポーロ空港到着

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https://note.com/knd0641/m/m5b1b5a121174

　イタリアってほんとにあるんだ…。これが現地に着いた時の最初の感想でした。人生初めてのヨーロッパ到着です。

　人種も町並みも違いますが、一番日本と違うと感じたのは空気の匂いです。嘘みたいですけど、花のような匂いが本当にするんです。国が違うと匂いまで違うのか！と感動を覚えながら、夜の到着だったためホテルに直行し、その日はすぐ眠りました。

　ちなみにタクシーでホテルに向かったんですが、海外では白タクに気をつけろってよく言いますよね？ところが空港の外に出たとき、待っているタクシーの色が全部白で一瞬悲鳴をあげそうになりました。空港の職員もそばにいましたし、他の観光客も乗り込んでるので大丈夫みたいでした。白タクってそもそもそういう意味じゃないし。

　ホテルに着き運転手から別れ際にチャオ！と言われ、初めてのヨーロッパ、初めてのイタリアだ！いよいよ旅が始まるんだ！と浮き足立ちましたが翌日起きたら風邪が悪化してました。15時間にわたり一睡もせずに来た私には、体調が上向く要素など何ひとつなかったのです。少しでも寝たいため、予約していた時間のミラノ行きの高速列車は諦め、後続の列車に乗ることにしました。

　列車に乗る前に駅前の店で朝食を、イタリアで初めての食事をとりました。この時思い知りましたが、外国で一番困るのは食べ物の名前が分からないことですね。イタリア料理は日本でも人気があるとはいえ、現地のメニューを読んでも中身がほぼ分かりません。専門用語が並べられてる感じです。「？」マークを頭に多く浮かべながらも、Aセットと書いてる（ように見える）ものを頼みました。

　出てきたのはクロワッサン一個とカプチーノ、オレンジジュースのセット。す、少ない…。しかも飲み物が２つあるよ。

　でもこれもイタリアの文化なのでしょう。量に不満はありますが食べてみたら、これが素晴らしく美味しかった。クロワッサンは中にアプリコットジャムが入ってて美味しいし、ジュースは生絞りです。風邪ひいている身にはありがたいものでした。

　初めてのヨーロッパの食事を楽しんだ後、私は駅へ向かいました。店主に対し、人生で初めて使う言葉、チャオ！と告げて。