なぜヒラ公務員はイギリスで、ラグビーワールドカップ伝説の試合を目撃することが出来たのか?(HKO第25話)
2015/9/19 Sat 15:00 イギリス ロンドン→ブライトン
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ラグビーワールドカップ2015イングランド大会における南アフリカ代表対日本代表の試合観戦のため、わたしはサッカー観戦をしていたロンドンからブライトン行きの電車に乗り込みました。
そもそも、なぜ2015年のラグビーワールドカップ(RWC)を観に行こうと思ったのか?
それは2019年に日本でRWCが開催されることを以前から知っていて、その前大会であるイングランド大会を観ておこうと思ったからです。要は予習をしておこうと思ったのです。
ではなぜ南アフリカ対日本を選んだのか。
それは日程上、観にいけるRWCの試合がこれしかなかったから。本当にただそれだけです。
せっかくなのでRWCの試合を2~3試合は観たいなと思っていたのですが、日程をどうやりくりしてもこの南アフリカと日本の1試合しか観ることができませんでした。
南アが強いということはなんとなく知ってはいましたが、ラグビーの国際試合自体見た覚えもないぼくは、特に勝算があるもないも考えずチケットを購入しました。
スポーツは、試合が始まれば強いも弱いもなく、ただ応援するだけです。
以前、長崎県が2019年日本大会の試合会場に立候補したことがありました。そのことは本当に嬉しかったのですが、残念ながら落選となってしまいました。
欧州へ向かったのは結果が出た後だったため、がっかりした気持ちを抱えながら観に行くことになりましたが、しかしイギリスのRWC会場に向かう道のりは同時に心躍る気持ちでもいました。
なぜなら私にとって、これが生まれて初めてのラグビー観戦だったからです。
もちろんテレビで見たことは何度かありましたが、ルールを完全にわかっているわけでもなく、ラグビーの試合の生観戦は正真正銘、この南アフリカ対日本が初めてでした。
ロンドンからブライトンへ向かう電車の中には日本人の姿も見受けられました。3人組で、年も私と近そうでした。
彼らはその年にサッカープレミアリーグに移籍した岡崎慎司選手の話などをしていました。今思えば話しかけてみれば良かったです。
賑やかな彼らの話が聞こえてくる中、窓の外を眺めていました。
田舎の牧歌的な風景が通り過ぎていきます。
その中で際立って背の高い石造りの教会が、オレンジの屋根の家に囲まれるように立っています。
その風景を見ると、ああ、外国にいるんだなあと改めて実感します。
何をするともなく電車で過ごし、しばらくするとそれまで見えていた畑や草原が途切れ、アパート群が現れました。
ブライトンはもうすぐそこです。
(つづく)
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