20240125 今は只の平成12年だ
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きみは「はじめてずかん1000」のすごさを知っているか。
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「はじめてずかん1000」とは、小学館から出版されている児童書である。
対象年齢は0才~小学校入学前程度までと長く楽しめる仕様だ。
その名のとおり図鑑ではあるのだが、ただの図鑑ではない。タッチペンが付属しており、各ページに掲載されている写真やイラストをタッチするとそれらに関連する音声(たとえば動物の写真なら鳴き声や英名)が流れるという仕組みのハイパー図鑑なのである。
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おそらく子持ちの皆様は、あまりにも有名で爆裂人気の当書籍を前に「何を今さら…」と思われているであろうが、超高校級の独身である私には知る由もない。1才の子がいる友人宅で初めて手に取ったとき、日進月歩…技術革新…企業努力…など、飛天御剣流ぐらい漢字が脳裏を行き交った。
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あまりにも興味深かったので少しだけ読ませてほしいと友人にお願いし、タッチペンまで持たせてもらった。完全に未就学児の気概である。
ページをひらくと動物、乗り物、英語の歌やらクイズ要素まで。いや、こんなに森羅万象を1冊に記していいんですか!?と思うボリューム感。ゴールド・ロジャーが置いてきたこの世のすべてってこれかもしれない。
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そんな数あるページの中でも私が特に感動したのは、上の動画のサムネにもなっている「スープをつくろう!」というページだ。
左ページ上段から野菜を3つ選び、下段から調味料を2つ選ぶ。それから右ページの鍋をタッチペンでぐるぐる混ぜると、あっというまにスープが出来上がり♪という寸法である。
いや…
楽し。
なんでこんなに楽しいのかよ…
しかもスープが出来上がると、どんな味に仕上がったかを説明してくれるのだが、それがまた良い。
たしか、調味料は酢・ケチャップを選択した。
その結果「とろ~りなめらか、さっぱりさわやかな味だね」みたいなことを言ってくれたのだが、これもしかして入れた調味料によって表現変わってくるとかいうギミックの可能性あり?
もしくはどの調味料を選んでも矛盾が生じないようにおおかたの風味とテクスチャーを包含したうえで評してくれてる?
…楽しい。
楽しかったです。私がマジの未就学児なら厨房くらいスープ作ってるね。飽きることなく。
味についてのコメントのバリエーションは今じゃもう確かめようがないのが惜しい。有識者の方がいらっしゃればご教示ください。
面白すぎるので本気で買おうかと思い、まず価格を調べて正気に戻った。こんなにいいものは少しでも多くの子どもの手に渡ったほうが良すぎる。すこしばかり気の狂った独身が金にものを言わせてどうにかしていいものではない。
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しかしながら非常にありがたい体験であった。知り得なかった世界の情報をまたひとつ知ることが出来て私はうれしい。
そして、たいせつなお子様の本を読ませてくれてありがとう友人。
今後もし友人たちに子どもが生まれるようなことがあれば是非ともプレゼントしたい。
ただしかなり初速でいかないと既に自前で購入済であるとか、かなりの人気書籍なので他者とチョイスが被るかもしれない。やや諸刃の剣であることも確かである。
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最後に意外なこと言います。
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トマトにケチャップかけて食べると美味い。