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糖質の過剰摂取が身体を壊す⁉

今回のテーマは
「糖質の過剰摂取が身体を壊す」です。

何事もやりすぎは良くないし、食べすぎも良くないのは
分かるかと思います。

ではなぜ良くないのか?
「糖質」を例にお話ししていきます。


「最高の食事と習慣」の三大原則


まずはじめに三大原則をお伝えします。

1.食事から糖質を減らして良質な油を摂る
・糖質オフダイエットではない
  ・シュガーバーニングからファットバーニングに変える

2.農薬や添加物、重金属を排除し、身体から毒素を排出する


3.ストレスと賢く付き合う
  ・例えば免疫力の低下


人間は脂をエネルギー源にしてきた


例えば、糖質と脂質のエネルギーを貯蔵するための二つの燃料タンクがあると考えてください。

糖質のタンクに貯蔵できるのは2,000kcal
脂質のタンクは40,000kcalです。

つまり脂質のタンクは糖質のタンクの20です。
人間が1日に消費するカロリーは1,500~2,000kcalなので糖質と脂質では持続力がまったく違うことがわかります。

では昔はどんな生活だったのでしょうか?
1万年前から穀物などの糖質メインの時代に変わってきましたが、4万年前は狩猟により脂質メインであり糖質は補助的な役割をしていたのです。

少し話を変えましょう。
これは実際に日本で約29,000人の男女を対象に、16年間にわたって食事と死亡原因及び死亡率の関連について調査したものになります。
結果はこのようなものになりました。

・男性の死亡原因はがんが全体の36%、循環器系疾患が27
・女性ではがんが死亡原因の26%、循環器系が37

そして、加工食品やはちみつ、清涼飲料水に多く含まれる遊離糖(ブドウ糖、果糖、ショ糖を含む)や天然糖の高摂取が死亡率を増加させたと分かっています。
また砂糖類の高摂取は、がんと循環器系の疾患以外が原因の死亡率も上昇させることもわかりました。
つまり遊離糖の高摂取があらゆる原因の死亡率を増加させるということです。

一万年前は一年で砂糖小さじ100500だったのが、現在は小さじ4,0005,000杯(16.5キロ)となっています。

砂糖を摂るデメリットとして、インスリンのスパークがあります。
簡単に言うと、甘いものを食べるとさらに甘いものが食べたくなるような現象です。
こんなことみなさんも経験したことないですか?

糖質が細胞に悪影響を及ぼす


みなさんは老化を加速させるものは何かご存じですか?

聞いたことある人もいるのではないかと思います。
身体を老化させるものは活性酸素です。そして加速させるものとしてAGE(終末糖化産物)というものがあります。

糖質は体内で炎症を引き起こしたり、「コゲ(糖化)」を細胞内や関節に作ります。この「コゲ」が「AGE(終末糖化産物)」と呼ばれ、活性酸素により身体の老化を加速してしまい、体内に起きる様々な問題の原因となります。

健康な細胞は細胞内に適量の糖質を含み、必要な糖質は細胞内に問題なく入ってきます。一方で炎症を起こした不健康な細胞の細胞膜には柔軟性がなく、鉄板のように硬くなっています。
これは「インスリン抵抗性」と呼ばれ、細胞膜上のポンプを稼働させるカギであるインスリンが効きにくくなり、インスリンが大量に分泌されても血液中のグルコースが細胞内に運び込めなくなり、血糖値を十分に下げられなくなってしまう状態を表します。


具体的にAGEの影響は何があるのでしょうか?
メタボ、しわ・しみ・たるみ・薄毛、がん、心筋梗塞・脳梗塞・ED・不整脈、うつ・認知症(アルツハイマー病)、白内障・加齢黄斑変性症、歯周病、骨粗鬆症・関節炎、脂肪肝・更年期障害・不妊…

これだけの影響を及ぼしてしまいます。

がん、心臓病、うつの原因にもなりうる


病気の原因となるのは「慢性炎症」です。
体内における炎症はがんや心臓病、うつ病、アルツハイマー病、脳梗塞などの要因になります。
発症する可能性のある病気のリストはいくらあげてもきりがありません。
他にも「レプチン抵抗性」という問題が発生します。

そこで避けるべき精製糖質というものがあります。
①避けるべき砂糖と穀物
  ・白砂糖 ・黒砂糖 ・異性化糖(果糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖)
 ②コーンシロップ 
 ③精製されたシロップ 
 ④白米 
 ⑤白パン
 ⑥小麦粉(国内で一般的に出回っているもの)
 ⑦精白小麦を用いた麺類(パスタなど)
これらはできるだけ避けた方が良いです。

糖質制限ダイエットのここが危険


「糖質制限ダイエット」で倒れるという事例が続出していることをみなさんは知っていましたか?

先ほど砂糖を摂るデメリットとして、インスリンのスパークがあるといいました。甘いものを食べるとさらに甘いものが食べたくなる現象です。
これは糖質の悪い連鎖も起きてしまうのです。

甘いものを食べるたびにインスリンが激しく上下動を繰り返し、血糖値も上下動を繰り返します。これは細胞に供給されるエネルギーも不安定になり内臓の機能が安定しなくなってしまい、脳に送られるエネルギーが安定せず、その結果、集中力と記憶力も低下してしまいます。

炭水化物などの糖質を制限することで脂質を燃焼させようというのが糖質制限ダイエット。単に糖質を摂取しないだけでは、身体に良いとは言えません。最大の欠点は身体に脂質を供給しない危険性があるということです。これは逆に体のバランスを崩すことになってしまうのです。


今回は
「糖質の過剰摂取が身体を壊す」をテーマにお話をしました。
みなさんも一度自分の食事を見直してみてください。


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