傍に佇むひと
その視線は
野に咲くちいさな花の奥から
まっすぐにあなたに注ぐ
二筋の透徹な光
逸れることなく
途切れることなく
あなたを見つめるその先には
太古の空が
広がっている
彼のまえでは
あなたは
ただの
ひとつのいのち
木も
花も
枝葉も
あなたも
皆
光のもとに
羽を休め
光とともに
葉を揺らす
深い闇に閉ざされても
長い時間に絡めとられても
そのもつれた糸が
解きほぐされたときに広がる景色を
彼は見ている
あなたの傍で
あなたに向けて
その視線は
野に咲くちいさな花の奥から
まっすぐにあなたに注ぐ
二筋の透徹な光
逸れることなく
途切れることなく
あなたを見つめるその先には
太古の空が
広がっている
彼のまえでは
あなたは
ただの
ひとつのいのち
木も
花も
枝葉も
あなたも
皆
光のもとに
羽を休め
光とともに
葉を揺らす
深い闇に閉ざされても
長い時間に絡めとられても
そのもつれた糸が
解きほぐされたときに広がる景色を
彼は見ている
あなたの傍で
あなたに向けて