
今日という今日は”やりたいこと迷子”から脱却したい
【続】
さあ、今週こそ自分の価値観を知りたい(3週目)
まずは先述の書籍から2つのワークを簡単に紹介するが、さらっと読み飛ばしてその後の話を先に読んでいただいてもいいかと思う
ワーク1:価値評定スケール
あなたの真の価値観を探り当てるには、どうすればいいのでしょうか?
現時点でもっとも科学的に正当性が高いのは、ミシシッピ大学のケリー・ウィルソン氏が開発した「価値評定スケール」です。(中略)
このスケールは人生の重要な領域を12種類にわけたもので、それぞれのジャンルについて、あなたがどのように行動したいかを1~2行の短い文章で書き込んでいきます。
1. 家族(家族の中でどのように振る舞いたいか、家族に対しどう接するか)
2. 結婚・恋愛(どのような関係性を築き、どのようなパートナーでありたいか)
3. 子育て(どのような親・関係になりたいか、どのような個性を育てたいか)
4. 友人・対人関係(友人関係に自分のどのような特徴・資質を活かしたいか)
5. キャリア・仕事(仕事のどういった点に重きを置いているか、自分のどのような資質を仕事に活かしたいか)
6. 自己成長(もっと知りたいこと、成長のために活かしたい自分の資質は何か)
7. 余暇・レジャー(自分がリラックスできること、楽しい気分になるのはどんなことか、新たに参加してみたい活動はあるか)
8. スピリチュアリティ(宗教、宇宙、大自然など「人智を超えたもの」とどんな関係を築きたいか、どのような哲学的疑問に興味があるか)
9. コミュニティ・社会生活(どのようなコミュニティの一員でありたいか、自分の居場所をどのように作りたいか)
10. 健康(身体の健康について何に重きを置いているか、どうケアしたいか)
11. 環境(地球環境の改善について貢献したいことはあるか)
12. 芸術(絵画、音楽、文学とどのような関係を築きたいか、どんな芸術に触れていたいか)
うおぉ……なかなかに骨太…
地球環境の改善に貢献したいことって言われても(困惑)
この質問に答えたあとは、次の作業に続く
今度は人生のジャンルの「重要度」と「一致度」を10点満点で採点します。
・重要度…それぞれの価値観について、自分の人生にどれだけ重要かを採点します。まったく重要でなければ1点、最高に重要なら10点です。
・一致度…過去1ヶ月間を振り返って、自分がどれだけそれぞれの価値観にもとづいた行動を取れたかを採点します。まったく一致していなければ1点、完璧に一致していれば10点です。
この作業でわかるのは、いまのあなたがどれだけ自分の心に背を向けているかです。重要度と一致度の数字が離れれば離れるほど、あなたは自分の価値観に背きながら生きている証拠。日々の不安やストレスは高まり、メンタルのパフォーマンスが低下する確率も高くなります。
ワーク2:パーソナルプロジェクト分析(PPA)
ワーク1 は抽象的な質問が多く、脳の仕組みからすれば答えるのが難しいとのこと(じゃあなぜやらせた?)
そこで、2つ目のアプローチとして「パーソナルプロジェクト分析(PPA)」が紹介されている
この手法がユニークなのは、「人生の満足度を高めるための自己分析」に特化している点です。
世の中には様々な性格テストがありますが、いくら自分の才能や得意な分野がわかっても、目の前の作業から生きがいを得られなければ人生の満足度は上がりません。その前に、自分が抱えるプロジェクトを細かく分析し、より幸福度が高まりやすい行動を増やしていくほうが実りは多いでしょう。
1. パーソナルプロジェクトのリストアップ
…「いま自分が取り組んでいるプロジェクト」を10〜15分かけて思いつくだけリストアップする。日常的なタスクでも中長期的な目標でも可
(例)お菓子の量を減らす、TOEICで900点を取る、もっと良い人間になる…etc.
2. プロジェクトのレーティング
…1. の中から自分が重要だと思うプロジェクトを直感で10個選択する。そしてそれぞれの「重要性」や「困難さ」(下表参照)を10点満点で採点する
(各項目の説明は長いので割愛)
各プロジェクトの合計点を算出し、点数が高いものほど重要なプロジェクトとなる
3. プロジェクトの上位分析
…2. の中から点数が高い5つを選択し、次の質問を繰り返し重ねることで、上位の概念に展開する
・このプロジェクトを含む、もっとスケールの大きいor長期的なプロジェクトは何か?
・そもそも自分はなぜこのプロジェクトをやっているのか?
こうして最上位に出てきた概念が自分の価値観となる

時間適正:そのプロジェクトをやるだけの十分な時間があるか
支持レベル:そのプロジェクトを達成するためのサポート(金銭的でもアドバイスでも)が得られるか
自立性:誰かから強制されるわけでもなく「自分の意志でやる」と感じられるか

それでも迷子なら
ひぃ…… 価値観ってこんな遥か遠い場所にあるのか…
半ば諦めかけながら読み進むと、そんな私を見透かすかのような記述が続いていた
本当の価値観を見つけ出す作業は難しいものです。(中略)
そもそも「価値の明確化」がヒトの生理に反した行為なので、何も浮かばなかったとしてもしかたありません。
そんなときは、いったん「最大公約数の価値観」に従ってみるといいでしょう。多くの人に共通する価値観をとりあえず採用して、自分の不安感がやわらぐかどうかを確かめるのです。
研究によると、人間が幸福を感じやすい価値観に挙げられるのは次の4つ
・自治:どれだけ人生を自由にコントロールできているか
・多様性:仕事や人間関係に多彩さがあること
・困難:人生のタスクに適度な難しさがあること
・貢献:他者の役に立っているかどうか
そして、中でも飛び抜けて影響が大きいのが「貢献」、つまり自分の行動が他者に良い影響を与えていると確信できたときほど、私たちの幸福感は高まりやすくなるとのこと
貢献、してるのかな…(焦)
一旦休憩
まだ2つのワークをやっていないにも関わらず、とても疲れてしまった
ただ、現時点で言えることは
本を読み、思考し、書くこと
これってかなり上位の”やりたいこと”ではないだろうか
平日の通勤時間は本を読んでいるとあっという間に時間が過ぎるし、週末になるとスタバにこもって一人の世界に没頭したくなる
この時間がたまらなく好きなのだ
ということで、この2つのワークと本書を読み進めること、じっくり時間をかけて楽しもうと思う
(やっとスタバで空席をゲット、しかし冷房直撃に耐えきれず退散……泣)
<後日追記>
ワーク1、2 やってみたけどよく分からなかった!!!(というか途中で諦めた)
せっかく大がかりな記事を書いたので公開はするけれど、本人はやってみてダメでしたという無責任なオチをどうかご容赦ください
また、紹介した書籍「最高の体調」にはこの2つ以外にも自分の価値観を探すためのワークが紹介されているので、気になった方はぜひ本書をお手に取っていただけたら私の無念も少しは成仏されるかな、と…()