アラフォー男が大人の恋愛漫画にトキメク。
ふとした事がきっかけで、カミさんが愛読している漫画を読んでみました。
漫画家:いくえみ綾
作品名:ローズ ローズィ ローズフル バッド
いくえみ綾さんはカミさんがこよなく愛する漫画家なのですが、私は彼女の漫画を読んだことがありませんでした。
私は恋愛を対象にした作品は苦手なのです。
ではなぜそれを読む気になったのか、、、?
その”きっかけ”とは、
「女性が描けない(泣)!」
でした。
私はイラストを描くのが趣味なのですが、好き勝手に描くとチョイ悪オヤジばっかりになってしまいます。
ただnoteの投稿を続けているうちに、たまには男性ではなくて女性を描いてみようと思ったのです。
ところが描こうとしてもペンが全く走りませんでした。
というか描きたい女性像が全く浮かばない。
苦し紛れに女性を描いてみると、まあこれが酷い絵になってしまうのです。
なんというか、、、ケバい。
とてもケバくなってしまうのです。
これではダメだと思い、少女漫画にヒントがあると考えました。
そこで思い出したのがいくえみ稜さんだったのです。
彼女の数ある作品の中から私の感性に近いものを探してみると、現在も連載中の「ローズ ローズィ ローズフル バッド」という作品が目に留まりました。
主人公は40代の女性漫画家だそうです。
自分と同世代だし、漫画家が主人公というのもイラスト好きの私と近いものがあると思いました。
ということで読み進めてみたのです。
「お、おもしろい、、、!」
いくえみ綾さんの漫画を読んでみると、まるで映画やドラマでも見ているような気分でした。
ページをめくるのも、コマを読み進めるもの自分のペースではなく、漫画自体がペースを作っている。
私が漫画にコントロールされているような。
「漫画でこんな表現が出来るのか、、、。」
読んでいて自分の内面に入り込まれる感じがします。
自分の中にある恥ずかしい部分をチクチクしてくる感じで、優しくエグってきます。
なんかちょっと苦しい。
こんな漫画は初めて読みまして、大変感動したのでした。
うちのカミさんはこういう漫画を読んで大人になったんですね。
それが標準のカミさん。
暴力が中心の少年漫画で育った自分。
この二人が夫婦喧嘩した時、すぐ並行線になってしまうのも仕方が無いワケだ。
そうだそうだ!仕方ないね!
・・・って開き直ってる場合じゃないか。
ちなみに現在4巻まで単行本で出ているいくえみ稜さんの漫画「ローズ ローズィ ローズフル バッド」。
早く5巻が出ないかなー。
文+イラスト : ケーモティック