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物質主義と断捨離、そして図書館
先日のお盆休みに、断捨離として不要なものを整理しました。
着ない洋服、読まない本、使わない道具などなど。
それらを廃棄したり、リサイクルショップに売却して大分スッキリしました。
そんな時にふと思い出したことがあります。
日本在住の東欧人と会話をした時のことです。
ビジネスの席だったので、経済状況の話になりました。
日本は世界的に見て経済が停滞しているだとか、物価高なのに給料が上がっていないだとか、他国に比べて税金が高いだとか。
そんなニュースを見かけます。
東欧人にその話をしてみたら、
「別にいいんじゃないですか?」
とあっさり。
「日本はここまで大きく成長したし、産業に多用性があります。日本には無いものが無いじゃないですか。」
ふむふむ。
「安売りする時代を終わりにして、良い物を適正価格で売るようにして行けばいいと思いますよ。これだけ産業の基盤があるのですから出来ますよ。」
聞くと、その人の故郷では日本ほど産業が多様化していないし、国産製品もそこまで多くないそうです。
国産で手に入らない物は隣国から購入したり、輸入品で高価らしい。
高価なものは大事に長く使うのだそうです。
日本は自国で生産出来る強みがあるが、安売りする事で悪循環になっているのだと言っていました。
無駄に大量消費するのではなく、良い物、高価な物を長く使った方がいいと。
そうすると過剰な廃棄もなくなり、高いものが売れるとという理論。
高付加価値品が売れるので、経済的にも成立するという発想です。
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中々おもしろい話でした。
今回の断捨離を機に、良い物を長く使うスタイルを取り入れてみようかなと思いました。
ただ、そんな時に限って欲しい物は訪ねてくるようで、気になる新刊図書が現れました。
WEBサイトで購入を検討していたところにカミさんが。
「図書館で借りたらいいじゃん。」
これはいいアイディアでした。
図書館の本ですから読んだら返却します。
そうすると既に満員状態の私の書棚から本が溢れることもありません。
新刊が売れず作者様には申し訳ありませんが。
今思えば、本も自己満足のコレクション化していたような気がします。
自分の本棚にあるお気に入りの本を眺めて満足している節がありました。
思い切って整理して良かったのです。
その気になる新刊を図書館のWEBで予約をしたのですが、先約が9件も入っていました(汗。
私の手元に届くのはいつになることやら。
文+イラスト : ケーモティック