目が覚めるとジェットコースターの上だった。
夏木凛様が面白いテストを紹介していたのでやってみました。
心理テストみたいなものです。
私は先日「心理学を修めた人なんか嫌いじゃ」という記事を書いたばかりですが、心理テストに抵抗はありません。
……そうか。わかった。わかってしまった。
私は心理学を修めた人に抵抗を覚えているのではなく、人間と対面することそのものに抵抗を覚えているのか。
――この根暗め。呆れてものも言えんわ。
結果はこちら。
帯の色は私のイメージカラーだそうです。
我ながら……泥水みたいな色だな。
洗車が面倒な人が買う車の色ですよね。
適職に保育士やベビーシッターが出てくるのは、子どもへの関心や好意を問う設問に「当てはまる」とチェックを入れたからでしょう。
まあ実際子どもは好きですよ、こう見えて(?)
……
際立って優れたところはありませんでした。
……
向いているジャンルというのはありませんでした。
……
……
心理学を修めたヤツなんか大嫌いだ!笑
とは言いつつ、実はテストの最中からこのような結果が出ることは予想がついてました。
このテストはテーマごとに幾つかの設問があり、当てはまるものを選ぶという形式。
ポイントは「選ばない」という選択肢があること。
この「選ばない」という自由を与えられると、私は選ばない率が跳ね上がります。
例えば最初のテーマ「こだわりなどに関して」の場合、設問の一つ目は、
『自分は何かをコレクションしたい欲求が強いと思う』
とある。
この「強い」という表現に私は引っ掛かってしまうのです。
仮にこの設問が、
『過去に五回以上何かしらの収集にハマった経験がある』
であれば、私は「当てはまる」と答えられます。かつて松田聖子グッツの収集に二十万ほど費やしたこともある私です。
しかしその経験を通して自分の欲求を「強い」と判断するか否かという主観を問われたら、私は「当てはまらない」と考えます。現在は何も集めていませんから。
このテスト、主観を問う設問がやたら多い。
客観的数字ではなく主観を問われた場合、「当てはまり度」に応じてどう反応するかで答えが変わりますよね。
当てはまり度51%以上なら「当てはまる」と答えられる人はチェックボックスにたくさんレ点をつけられるでしょう。でも私のように90%以上当てはまらないと「当てはまる」と答えないような人間は空白だらけです。そしてこの手のテストで空白が多いと上記のような結果が返ってくるのは大体どのテストでも同じなのです。
そんな考え方してたらお前なにやってもダメだよ。
と言われているのかもしれません。返す言葉がありません……。
そう言えば、小学校の卒業アルバム「将来この職業に就きそう」ランキング・無職部門にて、私はぶっちぎりの一位でした(クラスの半数以上が私に投票したらしい)。
三つ子の魂百までってやつは本当ですね。
ただ、《適当に、のらりくらりと時間を潰しながら、それなりに生きていけてる》というのは違うかな。
そんな生き方を可能にするのは揺るがぬ精神と高い生活能力があるからです。阿呆にできる生き方じゃない。私にはできない。
憧れはしますよ。のらりくらり、最高じゃないですか。
《山も谷もない道じゃつまらない ジェットコースターにならない》
と歌っていた安室奈美恵さんは引退に際して、『ジェットコースターみたいな二十五年間だった』と語り、大変満足気に見えましたが、私には理解できない心境です。ジェットコースターなんて嫌いです。noteに公開した小説『あまったれH』でも主人公に、
《浮いたり沈んだり、三次関数のグラフみたいな人の一生。心持ち。鬱陶しい。ゼロでいいのに。プラスマイナスゼロでいいのに。》
と語らせました。
もっと言えば私は反出生主義で、そういった意味でのプラスマイナスゼロを理想としています(他人に押し付けようとは思いませんよ。この場合は厳密には反出生主義とは呼ばないらしいですが)。
でも「生まれてこないほうが良かった」なんて生まれてから言っても手遅れです。私はこの手遅れをどうにか意味ある(と自分が思える)ものへ昇華させたい。
今更プラスマイナスゼロなんて贅沢言いません。
だから、どうか神様。
プラスだけください。