やたら衝撃的だったマンガ:「BE FREE」
ぼくは、昔からマンガが大好きで。
ぼくの中のブームの一番最初は、中学生の時に見つけた、「めぞん一刻」と「みゆき」だったわけですが。
そしてその後、「HUNTER✕HUNTER」とか「化物語」とか「あまんちゅ」とかのマンガを見つけていくのですが。
そんなぼくが大学生の頃、やたらと訳がわからないままに惹きつけられてたのが、江川達也さんの「BE FREE」でした。
きっとこの「BE FREE」は、彼のデビュー作で。
その後彼は、「タルるートくん」とか「東京大学物語」とか、整った絵のマンガを世に出していくのですが。
この作品は、絵がめちゃめちゃ荒れていて。
ストーリーも、毎回、あっちこっちで展開が読めず。
当時のぼくには未知だったエロをもろに描いてて。
暴力もあり、今で言うLGBTQもあり、大衆操作的な話もあり。
登場人物の個性が突き抜けてたり・・。
とにかく、ぼくの素直で不安で繊細な感性が、ものすごいエネルギーをぶち込まれて、ぐらんぐらんに揺さぶられた・・というイメージの作品でした。
今の時代だったら、何かと規制にしばられて、表現できない部分もあったのかもしれませんが。
最近、amazonで安売りしてたのを大人買いして、kindleで改めて読んでみると。
「個性的である」とは、こういうことなのだとか。
規制とか世間の常識に挑戦するとか、そんなもんにはもろともしないとか。
「既にあるものを超えた」表現力や感性に対する称賛だとか。
・・いろんなものが、湧き上がってきます。
いやはや、自分が熱かったものに、40年ぶりに出会うというのも、面白いもので。
久しぶりに「めぞん一刻」とか「みゆき」とか、読んでみたくなりました♪
<見出し画像につき>
「びふり」の最終巻の表紙です。
登場するキャラクターたちがみんな個性的で。
ぼく的には、「こうでありたい」人たちですね~。