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熊大病院に「肥満症治療センター」設立 県内で初、研究の進展・患者数増加に期待


 県内初の肥満症改善治療・研究などを行う機関「熊本大学病院肥満症治療センター」(熊本市本庄)の設立が1月8日、発表された(発足は昨年11月)。センターは地域の医療機関から患者の紹介を受けて治療や長期フォローを行い、また市民や医療機関に情報提供・啓発・研修などを提供することを目的としており、医学部の窪田直人教授をセンター長として医師や看護師などを加えた体制。

熊本大学病院=熊本市本庄(記者撮影)


 現在、県内で肥満症治療(外科手術)を行える施設がないのに対し、糖尿病・糖尿病予備群の比率やメタボリック症候群の比率が男性3位、女性6位と高い(厚生労働省資料、大学発表資料)ことが問題視されている。大学では医療従事者や医学生への研修機会の増加、基礎研究・臨床研究の発達をめざしている他、九州南部からの患者集約、紹介患者数の紹介増加など、大学病院の経営改善も期待されている。
 九州域内では九州大学病院の先端医工学診療部(福岡市東区)、国立九州医療センター肥満外科外来(福岡市中央区)などが肥満症の治療を行っている。
(2025年1月10日)


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