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振動止めの都市伝説

テニスをやっている人の殆どがラケットに装着している「振動止め」。

その名の通り、テニスのラケットに張られた網目状のストリングの振動を止めるものとして利用されています。

振動止めには色々な色や形のものがあり、テニスプレーヤーのアクセサリーの一つとしても人気のあるアイテムです。

私が最近まで使っていた振動止め

さて、この「振動止め」は一般的にラケット面の振動を抑え腕や肘、手首の故障を防止する効果があると言われています。また、ラケットの打感が良くなるという人もいます。

私はテニスを始めてそろそろ8年。始めた当初から何の疑いもなくラケットに「振動止め」を装着していたのですが、先日とあるきっかけで「振動止め」を外してみたんです。

そしたら、なんとビックリ。逆に結構いいんですよ、打感が。
しかも球が落ちる。

球が落ちるというのは、ボールの回転量が増えて打った球がコートに収まるということです。

何でだろう? 私は少し考えてみました。

「振動止め」を外すと抑えられていたラケット面が少し緩みます。緩むということは、ボールを弾く力が弱まりラケット面がボールを掴む(包み込む)ようになります。この掴みによってボールを打った際の回転量が上がるのだと思います。

打っている感じ「振動止め」を外しただけで、ボールの回転量が少なくとも10%位は上がっている気がします。今までちょっとオーバーしていたボールがコートに収まるようになる。そんな感覚です。

そこでふと思ったのですが、そもそも「振動止め」が腕、肘、手首のケガ防止になるって本当だろうか?

「振動止め」を使うことでラケットはより球を弾き、その打感は硬くなる訳で、そうすると球を打った衝撃はよりダイレクトに腕、肘、手首に伝わってしまうのではないだろうか?

むしろ「振動止め」を使わない方が球を打った衝撃はラケット面の振動によって分散され、弱まるのでは??

実際のところは分かりませんが、少なくとも自分の経験としては「振動止め」を外して2週間、腕、肘、手首が痛くなるようなことはありません。

むしろ「振動止め」を外したことにより、ストロークの球は少しスピードが上がりコートに収まるように。更にボレーも当たりがソフトになり、コントロールしやすくなりました。

誰もが付けてる「振動止め」ですが、その効果は都市伝説なのかもしれません。


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mini
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