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これからの農家にとって一番大事なスキル

こんにちは、かみちゃんです。

ブルーベリー養液栽培をはじめて、まったくの農業未経験者から農家になりました。

農家になるといろんな人から相談を受けます。

「農家になるにはどうしたらいいですか?」
「栽培技術、農業スキルを身につけるのにどのぐらいかかりました?どこで学びました?」

僕の元に相談に来られる方の90%以上は、僕と同じ農業未経験者です。
昔の僕も栽培技術や農業スキルを身につけないと農業、農家になれないって思ってました。

でも、それは大きな間違いでした。
農家になった今ならはっきりとそう言えます。

栽培技術や農業スキルを身につけるよりも、これからの農家にとってもっと大事なスキルがあります。

それを今日はお話しします。

ちょっとだけ僕の自己紹介です。

僕は非農家から、農家となりました。そして、農地を2つ見つけ、最終的に今の農園ができた場所を取得しました。
栽培技術も知識もない状態から約2年間でプロのブルーベリー農家になりました。
ブルーベリー食べ比べ観光農園をオープンして4年が経ちました。
観光農園内にカフェもオープンさせました。

はい、自己紹介終わり。
では、早速本題に入っていきます。

これからの農家に必要なスキルはたった一つ

これからの農家に必要なスキルは

『コミュニケーションスキル』です

いやいや、農業なんだから作物を綺麗に育てたり、たくさん育てるための栽培技術の方が大事でしょって思いますよね。

もちろん農業は農作物を作れないと話になりません。
農作物は商品ですから。

ただ、僕のような観光農園をしている農家は、お客さんとのコミュニケーションがとても大事です。

特にうちの観光農園は、お客さんが来園されて、入園料をいただいて、どうぞ食べてください、

ではなく

来園されたお客さんにブルーベリー農園やブルーベリーの摘み取り方法を説明してます。また、お客さんの摘み取りの邪魔にならない程度でお客さんと関わってます。

お客さんを自宅に招いているようなイメージで接してます。

コミュニケーションスキルがなく、モジモジしていたらお客さんも困りますよね。

そうしたら、観光農園をしなければコミュニケーションスキルはいらないですよね?って思いますよね。

これからの農業のスタイル

観光農園でなければ、農家にコミュニケーションスキルは必要ないのかを考えてみると、僕は必要と考えます。

『農業は、誰とも関わらず、一人で黙々とするもの』間違ったイメージがあります。

確かに、農作物を育てる時は誰とも関わらず一人で黙々とする作業は多いです。じゃ、育て上げた大切な作物をどうやってお客さんに届けますか?ということもありますし、他にも考えなくてはいけないことは山ほどあります。

農業って、農作物を作るだけじゃないんです。

作った農作物をどうやってお客さんに届けるのかを考えなくてはいけません。
お金の話をすると嫌がられそうですけど、、、どうやって収益をあげるか、そういう視点も必要です。

じゃないと、自分の事業の運営が行き詰まってしまいますよね。

まだまだコミュニケーションスキルが必要な場面はあります。
僕のように非農家から農家になる過程で、最初は市役所の方達に相談をし、助けてもらいました。
ここでもコミュニケーションスキルがとても重要でした。

農業委員会の方達、地域の住民の方達、うちのブルーベリーを使ってくださるお店の方達、もちろんお客さんも。
思い返すと、コミュニケーションスキルが必要な場面ばかりです。

うちのような小さな農家はインターネット、SNSも利用してます。
SNSはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、インターネット上で人と交流できるサービスを意味してます。

当然ながら、こちらもコミュニケーションスキルがないと難しい領域です。

小さな農園はSNSなどを駆使して、お客さんに自分の商品を届けるという戦略もありますよね。

こういう話を僕に相談された方にはするのですが、そうするとコミュニケーションが苦手なので、どうしたらいいですか?と聞かれます。

結論としては、場慣れ、練習が大事です。
練習をすることでコミュニケーションスキルは身につけることができます。

ただ闇雲に練習をしていても身につけることは難しいので、できれば心理学に基づいて練習をすることをオススメしてます。
何事もそうですが、何か軸を作っておいて練習をすることで、うまく行かなかった時の改善ポイントが見えてきますから。

ということで、これから農家を目指す方はコミュニケーションスキルを身につけていくことをオススメします。


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