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セミナー講師の教科書

『セミナー講師の教科書』 立石剛 2016年3月刊

本書、セミナー講師を「自分の体験をノウハウに変えて人を成功に導く人」と定義しています。

著者の経験から、セミナーを受講する人の根底には「今の自分を変えたい」「変わりたい」という欲求があり、その手伝いをすのがセミナー講師の務めであると述べていました。

また、セミナーのテーマ設定に必要な3要素として「体験」「強み」「情熱」を挙げており、納得でした。

他にも、セミナーの構成順序が以下の通り、90分の構成でシンプルにまとめられており、大変、参考となりました。

①自己紹介(5分)②本日のゴール(5分)③問題提起(15分)④ノウハウ(60分)⑤まとめ(5分)

秀逸だったのがノウハウのまとめ方で、1回のセミナーで伝えるべきノウハウは3つに集約させるという点は目から鱗でした。

いいノウハウとは再現性のあるものであり、受講者が「これなら私もできる」「やってみよう」と思えるものとすることから、多くを伝え過ぎず、3つにそぎ落としていくというのです。

なお、人を動かす話し方、パーソナルブランド構築法等、セミナー講師以外でも使えるノウハウが多数、記載されております。

セミナー講師だけでなく、あらゆる職種の人たちにも参考となる内容の一冊かと思いました。

まなびてはひとにつたえんわがあいすまなびしものをわがあいともに


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ぴんぱ
人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。

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