創作する遺伝子
『創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち』小島秀夫
「メタルギアソリッド」シリーズや『DEATH STRANDING』を生み出したゲームクリエイター小島秀夫のエッセイ集。
散文集『僕が愛したMEMEたち―いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語』が再構成され、出版されたのが本書ということだが、小島秀夫を形作ってきた小説、映画、音楽の痕跡がたどれ、紹介されていたどの作品もとても興味深かった。
特に自分が興味を惹かれたのは以下の海外ミステリーであった。
『闇よ、我が手を取りたまえ」デニス・ヘイレン
『初秋』ロバート・B・パーカー
『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー
『サトリ』ドン・ウィンズロウ
普段、海外ミステリーをほとんど読むことがないからでもあるが、小島秀夫が物語を紹介するその語り口がまた、よかった。
他にも中島敦、村上龍、夢枕獏、アゴタ・クリストフなど、自分の好きな作家と重なる作品が紹介されており、嬉しかった。
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人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。