人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -23
ボイトレのクラスで思うこと ~ 心地よい人間関係とは?
先週は、コーダイフェスタで歌唱披露。
今週は、秋の遠足で万博記念公園の太陽の塔見学と日本庭園での紅葉狩り。
イベント続きの2週間でした。
普段の授業とは違って、メンバーとの距離がより近く感じられ、新たな発見もありました。
それぞれ、60年以上人生を歩んでこられているのですから、いろいろあって当然。
互いに距離感を縮めながらも、とても心地よい関係性が保てていることのありがたさを感じています。
クラスは43名で、そのうちの11名が私たちの1班。
ほかの班と比較するのはどうかと思いますが、
客観的(?)に見て、雰囲気は最上級だと思います。(自画自賛?)
メンバーの皆さんからも「私たちはヒトに恵まれましたね!」という声を よく耳にします。
たしかに、わたしも実感としてあります。
まさに真逆の経験を2年前にしていますので、余計にそう感じるのでしょう
11人も集まれば、かならず一人や二人、癖のある人。妙にこだわりをもったヒトがいるものです。
が、それがない。
女性6名。男性5名。50代後半から80代半ばといったメンバー。
班の編成を担当したかたに確認しましたが、性別、年齢、高齢者大学校歴を考慮しただけで決めたそうです。
偶然の産物ではありますが、単なる幸運のなせる業?なのか。
ただ、ほんとうにベストメンバーが集まったからこうなっているのか?
ほかにも何か要因があるのではないか?
これは、あくまでも私の私見ですが。
メンバー全員の持ち合わせている価値観に一致したものがある。
それは、利他的精神。
これがベースにあって、
かつ、お互いにお互いのプラス面を引き出すような刺激波を送り合えている
威張らない、こだわらない、妬まない、
ヒトを称える、褒める、感謝する ことが
ごく自然にできている。
つまり、”正の連鎖” が生じている。
ということだと解釈しています。
ヒトは多面的であり、良い面も嫌な面もかならずもっているもの。
この11人では、なぜかプラスの面だけが見えてくるようにお互いが影響し合っているのです。
そして、これは手探り状態の活動初期に皆さんが「良い感じの班にしたい」との強い思いがあり、それが言動に表われ相互に作用しあったことで、今の「心地よい人間関係」に至っているのだと思います。
ここを間違うと、全く逆になっていた可能性もあるのではと。思います。
その意味では、決して偶然の産物ではないのです。
一見、危うげにも思えますが、ここまでくると、そう簡単には崩れないように感じています。
残り3か月間。
ヒトに恵まれた班として、心地よい時間を大事に過ごしていきたいと思います。