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経営において「決める」ということ

Macです。今日、KM Labで、かずとの会話で感じたことを書いてみます。

日々、私たちは「意思決定」に迫られている。朝起きて、まだ眠い。頑張って布団から出て起き上がるか、まだ寝るか。朝ごはんは何を食べるか。何を着て出かけるか。一日の最初に会う人に対してどのような表情で向き合うか・・・。

日常の生活だけでなく、ビジネスの現場においても同じだ。そして役職が上がれば上がるほど意思決定の質が求められる。経営者にもなれば「意思決定が仕事」と言っても過言ではない。

さらに、個人の人生でも会社の経営者という役割範囲においても言えることは、この「意思決定」の前提として認めざるを得ない真実、すなわち「正解がない」ということだ。

勉強ができて、実務者として「優秀だ」と言われる人ほど、ここでつまづくことが多いように思う。正解を見つけようとして、「決められない」のだ。

正解がないのだから、極論、サイコロ振って決めたって良い。実際、世の有能な経営者のなかには、そのようにして決めている人もいる。あまりよろしくない方向としては、占いにはまったり、高額な自己啓発にのめるこむ人も出る。

「決められない病」にならないためにも、迷いに対して入り込んでくるカルト的なサービスに騙されないためにも、私がこれからの時代に大切だと思うのは「身体性からくる直感の智慧」を磨くことだ。

感情や思考が荒れているときに、人は刹那的な意識状態に陥り、意思決定を間違える(正解はないと言っておきながら矛盾しているようだが、ここでは「自他を害する結果に結びつく意思決定」を間違った意思決定とよびたい)。

間違わないためには、あるいは「決められない病」から抜け出すためには、まずは感情と思考を落ち着かせ、広がった意識状態になる必要がある。その状態で自分のなかから湧き上がってくる直感、ワクワク感、まっすぐなエネルギー。これを掴み取ることが何より大切のように思う。

ではどのようにしたら、落ち着いて広がった意識状態をつくれるのか。ここで身体性が重要になってくる。もう少し因数分解すると、ヨガなどの古くからの実践哲学で大切にされている「姿勢」と「呼吸」である。

その根拠やロジックまではここでは述べないが、AIの時代、VUCAの時代、リーダーに求められる「決める力」を磨く手段としてのヨガなどの身体行法の大切さについて、今後より考察を深めていこうと思う。


2024年9月。屋久島にて。

Mac

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