1on1での話題に困ったとき
takaです。暑さが半端じゃないです。
そんななか、北海道から九州まで飛び回って現場管理職向けの1on1研修を実施しました。
(私は社内大学の学長でもあります)
まずは上司部下コミュニケーションにおける1on1の位置づけについて説明。
1on1は上司から部下への業務指示とは対極的にあるコミュニケーションであり、また、評価に関する一連の面談とは違うことを理解してもらいました。
もちろん雑談とも違う、意図をもったコミュニケーションでもあることも説明。
対象となる管理職は現場から上がってきた職人気質の人たち。ホワイトカラー管理職と違って1on1はかなり違和感があるようです。
それでも現場をうまく回すにはコミュニケーションが大事であることを痛いほどわかっているので、みな真剣に取り組んでくれました。
以下は実際にロールプレイをしてもらったときの参考資料です。
ステップとしては以下。
1.リラックスした雰囲気づくり
あらかじめ30分ほど時間をもらうことを了解してもらう(それでないと現場を回すことに気をとられていらいらする)
NLPでいうところのペーシングやミラーリングを駆使して相手との距離を縮めていきます
2.モヤモヤの吐きだし
ここがすべてといっても過言ではありません。
ケース1
「最近どう?何か困っていることはない?」
「ありませんね」
「そっか」
以下、沈黙
ケース2
「そんなことないでしょ、例えばさあ、夏場の人員対策とか」
「いや、大丈夫です」
(上司が誘導しようとしているのでもはやNG)
ロールプレイではわざと部下役にそう言ってもらい、こういうときにどうするかを学んでもらいました。
いちばん簡単な手は以下
参考ケース
「毎日ご苦労様。ところでこの一か月で困ったことワースト3なんかを教えてくれないかな?プライベートでもいいからさ」
「えっ?ワースト3? うーん(・・・・・しばらく沈黙)」
上司も沈黙に耐える
「そっすね、まずは息子と最近うまくいっていないことかな」
大成功!
続きます