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経験学習

自分の市場価値を高める一つの手段として、ビジネススクールに興味はあるけれども、経済的にも時間的にも余裕がないときは「自家製MBA」なんてどうか、という記事を以前書きました。

もちろん、MBAホルダーのクレジットがつくわけではないですが、どんな
業務でも自分の学びとして捉えていくことで、前向きな気持ちになり、また、組織にもいい影響を与えることになります。

デービッドコルブ「経験学習理論」では、経験から学ぶことを以下のような流れで説明しています。

この「経験学習」を日々の業務にあてはめると以下の流れになります。

1.日々の業務遂行
・最低限の業務指示部分は誠実に完遂する
(あくまで全力投球する)

2.深掘
・そのうえで、深く掘ると面白そうな部分をレベルアップして考えてアウトプットに追加してみる
(レベルアップがないと次のステップ移行の振り返りが面白くなくなる)

3.振り返り
アウトプットの出来を上司や周囲からフィードバックをもらってみる⇒良くても悪くても、何が要因でそういう評価になったかを分析してみる
・関連する考え方をネットで検索してみる
理論で説明すると何だろうかを考える
 google scholarで論文等を探して読んでみる
・そこで得たものを自分なりのデータベースに蓄積していく

4.広げる
(私自身はまだまだここまで至っていないですが)
・副業に生かす
・将来の独立のためのリソースにする

こうやって日々の業務をケーススタディにして学んでいけば、スクール代はかからないのはもちろん、ネット上の論文を利用したり、図書館で文献を借りて読めば、費用ゼロで勉強ができます。

また、組織においても、経験学習サイクルをOJTに取り込むことでチーム力は大幅にアップしていくことにもなるので、ぜひ取り入れたい理論だと思います。