稼いだお金の使い方を考えてみた。
人は生きているだけで、お金が必要だから、大人になれば大抵の人は働く。
その稼いだ中から、生きるために必要なお金を除けば、それは余裕のあるお金となって、その使い方は人それぞれ。
ひたすら貯める人もいるだろうし、好きなモノを買ったり、好きなコトに投資する人もいるしだろうし、たぶん基本的にそんな感じかと思う。
さあ、では、私はどう使っていこうか。そんなことを最近よく考える。
以前は、洋服はもう少しいいもので、たくさん欲しいな。バックも財布もちょっと値の張ったブランド物が欲しいな。ランチもちょっと豪華に、旅行ももう少し長期で、ホテルもいいとこに泊まりたいなとか、いつも周りの人たちと自分を比べて、娘たちが独立したら私も…と思っていた。
そうこうしているうちに、娘たちが独立し、稼いだお金はほぼ私だけのために使えるようになった。ずっと待ち望んでいた状況だ。
しかし同時に、コロナ禍で雇い止めになり、予定していたそれなりの収入がなくなり、周りでキラキラしていた同僚たちもいなくなった。
それから1年半が過ぎた今、なんだか以前に思い描いていたような欲がすっかり消えてしまったような気がする。
洋服も着心地がいいお気に入りが何パターンかあればいいから、新しい洋服が欲しいと思わないし、財布やバッグだって別に大好きってわけでもないブランド物はいらないし、旅行も今は特別どこかへ行きたいとも思わない。
それよりも、今は、自分が心地よく感じるコト、感謝の気持ちを表すコト、そんなことに使いたい気持ちが大きく割合を占めている
それに、そろそろ老後の生活をリアルに想像しながら、その準備にも入らなければいけない時期だ。でも、だからと言って、無理に生活の質を落とすとみじめな気持ちになりそうだけど、いい感じで物欲も消えてきた今なら、うまくスライドしていけそうな気がしている。
こんな年齢になって、人と比べたり、なんでも値段が高ければいいってわけでなく、自分にとって心地よいコトやモノにお金を使う。それが高かろうが、安かろうが、それは問題ではない。そんな基準がようやく整ってきた。
とはいえ、パート事務の稼ぎはたかが知れてるから、実際には以前とさほど変わることはない生活なのだけれども。
それでも、心が荒むような暮らしはしたくない。お金は自分の心を心地よくするために、感謝して暮らすために有効に使いたい。それが私にとって一番いいことなはずだから。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。