![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173369853/rectangle_large_type_2_2e3d6bec74b9052b3fa8aada9d2227e7.jpg?width=1200)
【第1回】コンクール&ディプロマ奮闘記
#日本音楽コンクール #ピティナPre特級 #コンクール #ロシア奏法 #ピアノ教室 #ラフマニノフ国際コンクール
今日は。
この連載では今私が弾き手として取り組んでいるコンクールとディプロマについて書き記そうと思います。
はじめに
目標としているコンクールはピティナのPre特級と、日本音楽コンクールです。うまくいけば両方受けたいと考えています。
また、冬にラフマニノフ国際コンクールin Japanがあるので、ラフマニノフをピティナの本戦に向けて用意するということもあり、余裕があれば同じ曲目で出るかもしれません。
またそれと同じ曲目で、ヤマハのディプロマを受けられたらとも考えています。
何も今年に詰め込まなくていいのにと思われてしまうかもしれませんが、せっかく準備したならいろんなところで弾けるといいなというのが私の想いです。
第1回では私が選んだ演奏曲を紹介して、どのような感じで練習をしているかを書いてみたいと思います。
曲目リスト
ピティナPre特級
第一次予選: スクリャービンの練習曲op.42-5。ベートーヴェンのワルトシュタイン1楽章か3楽章。
第二次予選: ショパンの練習曲op.10-8。リストのダンテソナタ。
第三次予選: プロコフィエフのピアノ協奏曲2番の1楽章。
全国大会: バッハの平均律一巻H-dur。ブラームスの幻想曲集op.116。ラフマニノフの音の絵op.39-5。ラフマニノフの前奏曲op.32-10とop.23-2。
日本音楽コンクール
一次予選: 1. ショパン練習曲op.25-5。2. ショパン練習曲op.10-4かop.10-8。
二次予選: ベートーヴェンのワルトシュタイン全楽章。
三次予選: ブラームスの幻想曲集op.116とリストのダンテソナタ。
本選: プロコフィエフのピアノ協奏曲2番全楽章。
ラフマニノフ国際コンクールin Japanとヤマハのディプロマ
予選と本選: ラフマニノフの前奏曲と音の絵と、スクリャービンの練習曲から数曲。
バッハの平均律とショパンの練習曲
H-durの平均律とショパンのop.10-4,8はドイツで習った曲で思い入れのあるレパートリーです。
平均律とop.10-8は本番でも弾きました。
今はまだ手を出していませんが、より完成度を高めていこうと思います。
問題はop.10-4で、まだ本番では弾いたことがありません。テンポはインテンポまで行ったのですが、音楽的な表現と速さを両立するために力を入れていきたいと思います。
ワルトシュタイン
この曲は友達のピアニストから薦められました。
昔から弾きたいと思っていたので、今励んで練習しています。おそらくピティナでは1楽章を選ぶので、他の楽章は手をつけてはいないですが、早く全楽章を扱いたいです。
それと同時に一次予選の曲なので、一楽章は特に弾き込んで綻びがないようにしたいです。
特に3楽章が音楽的に好きなので、楽しみたいと思います。
ブラームス幻想曲集
高校時代から憧れの曲でした。アファナシエフのコンサートに行った時アンコールでop.116-6を弾いてもらった記憶があります。
体調を崩したときに慰めとしてこの曲を弾いていたので、なんとか本番でも弾きたいと思います。
今の所半分の曲はさらえているのですが、まだやっていない曲があるので、早く譜読みを終わらせたいです。
ダンテソナタ
この曲の凄みに気づいたのはカントロフのコンサートででした。ダンパーペダルを踏んで伸ばしまくる曲ですので、音色が綺麗でうっとりとしてしまう、悪魔的な魅惑を秘めた曲だと思います。
この曲は昨年末から軽くさらっています。
ラフマニノフ前奏曲と音の絵
op.32-10はドイツの恩師に薦められていたもののまだ取り組んでなかった曲の一つです。(ダンテソナタもそうでした)
絵画的なモチーフのある、方向性が明確な曲で、コロナ禍等での陰鬱な日々を送っていた時に惹かれた曲の一つです。
op.23-2は高校時代に習った曲で、コンサートやコンクールで何回も弾きました。改めてリズム感などをしっかり確認しています。
スクリャービン練習曲
この曲はレフ・ナウモフがマスタークラスで取り上げていた曲で、何度もマスタークラス動画を見ていた思い出の曲です。
ナウモフが「不死鳥」と称した曲で神秘的な側面があり気に入ってます。
12月からほそぼそと始めたのですが、ある程度のテンポで弾けるようにはなってきました。
ナウモフのマスタークラス
プロコフィエフピアノ協奏曲2番
さて、トリです。この曲はあらゆるピアノ協奏曲の中でも上位の難易度を誇る「難曲」ですが、勇気を出して選びました。
プロコフィエフを本格的に学びたかったので、3番でも良いのですが、日本音楽コンクールの要項では少なくとも2024には2番しか弾くのが認められていなくて、そういう中での選曲です。
ラドュ・ルプーがヴァンクライバーンで弾いた曲みたいですが、さて、私は全楽章を弾く機会を与えられるのでしょうか。
これもワルトシュタインと同じで、ピティナでは1楽章しか要されないという理由で、優先順位的にまだ1楽章だけを練習しています。
正直私が選曲したということ以上に曲の内容が「狂って」ます。
曲の持つ狂気に踊らされないように早く全楽章を没頭して弾きたいものです。
最後に
以上が、今の私の状態です。曲を仕上げるに際して間に合うのか日々不安ですが、なんとか2時間くらいのプログラムを通して弾けるようになるまで励んで練習する所存です。
(なお一年半以内に英国王立音楽検定のディプロマも目指そうと思っています。曲も決めていますが、さすがにまだそこまでは取りかかる余裕がないというのと、それはそれで申し込みの仕方とかも含めて解説した上で記事にしたいと言うことで、今回は取り扱いませんでした。)
それでは皆さんもよき音楽ライフを!