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私に人生を教え続けてくれるもの、それが仕事【企画参加】

おはようございます。


大好きなゆずさんとぷーさんが参加されている企画。わたしも参加させていただこうと思います。

私は大学を卒業してから23年間、ずっと同じ会社で働いています。


大学卒業直前、幼馴染の親友の自殺に端を発したメンタル不調によって、一時は就職どころか卒業も危ぶまれた状態でした。


それまで必死に「自分が異常であること」(当時はそう思い込んでいました。)を隠して隠して隠し通してきたのに、とうとう破綻してしまった。


自分はもう”キズモノ”になってしまって、”世の中の誰の役にも立てない”、”誰からも必要とされていない””あとはひたすら余生を過ごしていく”


そんな暗澹たる気持ちで就職した職場でした。


働いた初日から、23年間、紆余曲折はあれど、本当に幸せな時間をずっとずっと過ごさせていただいていると思っています。


その場に人が求められているから仕事というものはあって、自分が働くことで誰かの役に立てて、給料をいただける。


そして、仕事を通して人生の師とも出会いました。


今の職場にいるから、趣味の絵画教室にも通い、そして夫と出会いました。


最初に配属された職場では9年間、同じ職場で同じ仲間と過ごさせていただきました。


働くとは、仕事とは、厳しく教えてくださった上司。


仕事外の時間で、「あなたにとって、生きるとは?」について、哲学的な問いも含めて、ありとあらゆることを話し合った先輩。


同じ釜の飯をくい、時にライバル、時に支えあう仲間として泣いたり笑ったりしあった同期。


もう今は亡くなった「一見やる気がないけど、時々熱いオジサン」。繁忙期の後の打ち上げでは、いつもお互い思い切りストレスがたまっていて、爆発して、大喧嘩して、翌日にはなぜ喧嘩したのかケロっと忘れていましたね。酔っぱらうといつもつい誰に対しても本音が出て「ぼく、よっぱらっちゃったからいうけど、きよこさんは昔もっともっと太っていて、まるでドラム缶みたいだったよね」今でも思い出すと笑いがこみあげてきます。


亡くなる前日、みんなでお見舞いにいきましたね。もうすでに意識がなかったあなた。でも、帰りにみんなで立ち寄った居酒屋で、なぜか一つだけ席があいていて、あなたがきているんだ、そんな気がしました。


それから、いくつかいろんな部署を経験させていただいて、自分の持ち場で今自分ができることはなんなんだろう?


一生懸命考えたり、時々やる気が出なくて、手を抜いてしまって、あとからすごく落ち込んだり、また頑張ろうって気合を入れたりして、毎日小刻みに気持ちのアップダウンを繰り返しながら働かせていただいています。


「おかあさん、明日は早いの?」


娘がそういうと、一日


「今日も娘の顔を見るために一生懸命がんばろう。ここで働かせていただいているから家族を守れるんだ」


励みになっています。


仕事。一言でいうと、私にとっては、人生です。


きっと、このあと、どんなに状況が変わっても、私は形を変えて、一生働いていくんだろうな。


それは、どんな職場でも、どんな形態でも変わらない。


お金をいただく仕事になるのか、ボランティアなのか、家族の介護なのか。


でも、やっぱり私にとって、仕事って、人生を教え続けてくれるものなんです。


○○ちゃん。


○○ちゃんは、いつも仕事にいくおかあさんに


「お母さんは遊びにいってずるいよ」


そういいますね。


でも、そうなんだよ。おかあさんにとって、働くこと、仕事って、もしかしたら遊ぶことより、何より楽しいときもあるんだよ。


だって、そこでは役に立てて、ありがとうっていってもらえて、勉強できて、仲間もいて、そしてついでに、美味しいランチにもありつけるからね。


君がどんな仕事につこうが、これだけは言える。


仕事って人生だよ。とっても楽しいことだよ。


社会に出るって本当にうれしくてハッピーなことだよ。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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