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KKV Neighborhood

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KKV Neighbourhood『Talkin bout MoshPit & DanceFloor & Living』はライブやパーティーのフロアで感じたこと、心が動かされた音…
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2023年7月の記事一覧

Beach Fossils 『Bunny』全11曲の新曲で構成されたBeach Fossilsのベストアルバム by Kent Mizushima(to'morrow music / records)

KKV Neighborhood #178 Disc Review - 2023.7.27 Beach Fossils『Bunny』review by Kent Mizushima (to'morrow records) 2010年代に〈Captured Tracks〉からリリースされた音楽からの影響で、インディーミュージックの沼から抜け出せなくなってしまった音楽リスナーも多くいるのではないだろうか?完全に僕もその一人だ。Beach Fossils、DIIV、Wild No

Ryインタビュー

KKV Neighborhood #177 Interview - 2023.07.20 インタビュー、構成 by 田中亮太 Terutaka Aritomiを中心にしているバンド、Ry。彼らがこのたびリリースしたセカンド・アルバム『新しい太陽』を、筆者は本サイトのレヴュー記事で〈アフターレイヴに聴くべき音楽〉と称した。フォークやアメリカーナからの影響を感じさせるオーガニックなアンサンブルはもちろん、それ以上に言葉で描き出される連帯と孤独の感覚に、ダンス・ミュージックやレイ

再掲載:Penny Arcadeインタビュー

KKV Neighborhood #176 Interview - 2023.07.11 インタビュー、構成 by 与田太郎 7月17日にPenny Arcadeがライブを行う。2016年にアルバム『A GIRL FROM PENNY ARCADE』が2度目の再発となったこともあり2017年に彼らは2本のライブを行った。しかしそれ以降はライブは行われることはなく6年が過ぎた。その6年間のあいだに80年代から90年代の様々な音源が再発、再発見されてきた。数多くのアーティストや

Ry『新しい太陽』独創的なミクスチャ―・サウンドをディープに発展させた作品 by 田中亮太

KKV Neighborhood #175 Disc Review - 2023.7.7 Ry『新しい太陽』review by 田中亮太 Terutaka Aritomiを中心に東京で活動する3人組バンド、Ry。彼らは2015年に活動をスタートしたそうで、2019年にはファースト・アルバム『Just Passing Through』をリリースしている。不勉強にも筆者は、最近までこのバンドを知らずにいたが、後追いで『Just Passing Through』を聴いてみて驚いた

Heavenward『Pyrophonics』リヴァイヴァリズムの域を超えたオルタナティヴ・ロックの新たな名盤 by 管梓(エイプリルブルー)

KKV Neighborhood #174 Disc Review - 2023.7.4 Heavenward『Pyrophonics』review by 管梓(エイプリルブルー)  今現在のインディ/オルタナティヴ・ロック・シーンにおいて、ノスタルジーが果たす役割を無視することはできない。80年代のシンセ・ポップやポスト・パンク、90年代のシューゲイズやグランジは言うに及ばず。果てはそう遠くない過去である00年代のポップ・パンクやエモですら既にリヴァイヴァルの対象となって