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セールスライティングで使える心理学㉔バンドワゴン効果
バンドワゴン効果とは「周りが支持しているものを、自分も支持したくなる」心理効果をいいます。
もともとは「勝ち馬に乗る」行為が語源であり、選挙運動でメディアが当選を予測した立候補者に、有権者の票が入りやすい現象から転じました。
この「優勢なものに便乗する」集団心理は、人間の購買意欲にも大きな影響をおよぼします。
・行列ができる店なら、きっと美味しいに違いない
・流行っている髪型だから、自分もしてみたい
・ベストセラー本だから、とりあえず読んでみよう
このような感情を、あなたも一度は持ったことがあるでしょう。
これがバンドワゴン効果です。
バンドワゴン効果は、ライティングのテクニックとして、あらゆるところで使われています。
・累計販売数〇万個突破!
・業界トップクラスのシェア
・増刷決定
・全米が泣いた!
・〇万人が愛用しています
どうでしょう。
どの表現も一度は目にしたことがありますよね?
活かし方はライティングだけに限りません。
通販番組でおなじみの「お電話がつながらない場合は、もう一度おかけ直しください。」というフレーズも、バンドワゴン効果の一つです。
このフレーズを使ってから実際に注文が増えた例もあるとのこと。
それくらい「みんな買っているらしい」という事実は、購買心理にプラスの影響があることがわかりますね。
バンドワゴン効果と相反するものとして、スノッブ効果があります。
スノッブ効果とは、「周囲とは違うものが欲しくなる」心理効果です。
・みんなが持っていると欲しくなるバンドワゴン効果
・みんなが持っていると欲しくなくなるスノッブ効果
この二つはセットで覚えておきましょう。
さまざまな場面で見られるバンドワゴン効果ですが、狙いすぎは禁物です。
・No.1
・第一位
・日本初
・首位
・最高峰
このように、一番を表す「最上級」表現は、それを裏付けするデータがないと原則使えません。
エビデンスがないまま感覚的に使ってしまうと、優良誤認表示と見なされる恐れがあるので注意しましょう。
バンドワゴン効果は、「特別なこだわりをもたない層」の購買力を囲い込むにはかなり有効です。
過度な表現には気を付けつつ、ぜひ効果的に使ってくださいね。