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卒園を控えた長男くんへ贈りたいことば

この3月で長男が大好きな保育園を卒園する。

6年前、「家から一番近いから」という理由で第一希望にした保育園は、
素敵なお友達、パパママ友、先生方にに恵まれ、
長男、我々両親ともに今では第2のファミリーとなっている。
毎週のように一緒に遊び、卒園旅行まで一緒に行った話を友達にすると、
「保育園ってそんなに仲良くなるの?!」と驚かれることも多い。

本当にありがたいことなのですが、、
明日から3月である。
来週は卒園式で、保育園生活も残り一か月。
この居心地の良い場所から離れるカウントダウンが、いよいよ本格的にはじまるのが、心から寂しい。つらい。泣きそう。

親の私ですらこんな気持ちなのだから、息子の胸中ははかりしれない。
はじめての大きな環境の変化に長男のメンタルはやや荒れ模様、テンションの乱高下が割と激しく、動揺が顕在化しまくっている。

そんな長男を想いながら寝かしつけをしつつ、色々考えたので、
今日は長男に送りたいことばを、長男が見るはずもないこのnoteにまとめようと思う。

そして書き終わる頃には、長男と一緒に悲しむのではなく、卒園を前向きに捉えて背中を押せるモードになってることが目標であります…

離れるのが辛いコミュニティにいられたなんて、本当に幸せなこと。

幼稚園の記憶はほぼないけど、小学校、中学校、高校、大学、社会人になってからの2社…部活やサークル、バイトの集まりなんかも入れると、さまざまなコミュニティでの出会いと別れを経験してきました。

離れがたいコミュニティもあれば、どうでもよかったコミュニティもあり、
早く離れてしまいたいコミュニティもありました。笑

人生のこんなに早いタイミングで、兄弟みたいに仲良くできるお友達ができた息子に、これはすごく幸せなことなんだよ、と教えてあげたいなと思います。
そして、今後嫌なことがあっても、このコミュニティにいられたことは、どこかで心の糧になるんじゃないかなと思います。
私自身も、このコミュニティに出会えたことを感謝しつつ。

たくさんの人と出会うと、持ってるものがもっとありがたく感じられる。

保育園時代を超恵まれた環境で過ごした長男は、きっと今後のどこかのタイミングで辛い思いをするんだろうな~と思います。
自分を受け入れてくれない人の存在、相手を理解したり、理解してもらったりすることの難しさ、たくさんのストレスがこれから間違いなくふりかかってくる。合わないコミュニティは必ず存在するから。
自分を嫌いになる人の存在を認めて、自分を客観視して「こういう人はどんなに歩み寄っても私と合わないから仕方ないな〜」なんて思って、割り切れるようになったのなんてだいぶ大人になってからだもんな…。

そんな中で、ずっと仲良くしていた保育園の仲間たちが、どんなにありがたかったかを実感できるようになるのかな。
自分が持ってるもの、持っていたもののありがたさを感じられるってとても大切なことだよね。

世界が広がるのは楽しいよ!

保育園は保護者の関与度が大きかったけれど、小学校以降、どんどん自分で人との関係は切り拓かないといけないから、その分パワーも使うよな~…
でも、限られた場所にいるより、世界の中で色々な考え方をしている人たちと出会うことの楽しさに触れる第一歩。
その楽しさはこの世に無限に広がっている。
環境が変わるストレスを乗り越えて、それに気づけたらいいな。
これからの人生、自分次第でもっともっと楽しくなるはず!

頑張っても辛すぎることがあったら逃げてもいい。

頑張ってもどうしようもないことはこの世に存在する。ずっと立ち向かうのではなく、たくさん頑張ってももう無理!となったら、逃げたらよい。
ひとつの場所に拘らないでも、自分と他者と向き合って努力することを忘れなければ、世界のどこかに必ず自分に合う場所が見つかるはず。

長男はきっと忘れてしまう、けれども。

とても寂しいのは、今毎日顔を合わせている兄弟のような(私にとっては娘息子のような…)クラスの子たちも、残念ながら小学校から別々になってしまう子が多いので、
今のような距離感ではいられなくなる可能性がとっても高いことを、
私自身の経験から知っているから。
(小学校入学前からの付き合いで、今も定期的に会うレベルで付き合いがある友人なんて、2人ですよ、、しかも同じ幼稚園とかでもなく、そのあとも部活で付き合いがあったのが大きい気がする。)

先にも述べたように、私自身幼稚園時代の記憶なんて殆どない。
でも、今自分がある程度自己肯定感高い人間に育っているということは、そこそこ肯定してくれる幼児時代があったからなんだろうなと思う。

そして、忘れてしまっているのは、そのあとにたくさんの楽しい経験、大変な経験があったからで、その積み重ねで今があるから。
だから寂しいけれど、忘れていってよいのだと思う。
幼児期が人生のピークだったら大変だしね。笑

風邪ばかり引いていた0歳児クラス、ギャン泣きしながら登園した乳児期。
とにかく息子が心配で、大量の仕事を深夜にずらして(リモートワーク、フレックスの制度をフル活用してた。結果毎日2時くらいまで働いてたけど笑)誰よりも早くお迎えに行っていたのに、友達ともっと遊びたいから早くお迎えこないでよと突然言われた3歳の時にはびっくりしたけど成長を感じて嬉しかったっけ。

いつのまにか保育園の行きも帰りも友達と一緒で、なかなか進まないけどすっごく楽しそうで、勝手に土日の約束も友達としてくるようになって、
おかげさまで仲の良い同期や学生時代の友達のように話せるママ友ができて私も楽しかったなあ。

息子の記憶からはどんどん消えていくであろう保育園生活を、
37歳、記憶が定着しまくりのママ(とパパ)は、これからもずっと覚えているからね。
そして、これからの人生もずっと振り返れる楽しい時間をありがとう。



卒園式は絶対泣くわ~と話していたら、
「なんでママが泣くの、〇〇(長男)の卒園なのに~」と言われた…親心を理解するのはまだまだ先ですな笑。

卒園おめでとう!
これからも楽しい人生を送ってね。

いずれくる「終わり」を知って「今」をもっと大切にできるようになりますように。
願わくば、ここで出会ったお友達とのご縁も続きますように。

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