アニメ『キズナイーバー』(2016)感想
岡 田 麿 里 ・ 強 化 週 間
↑ ニコニコ支店で観ました。スクショは全てそこからです ↑
2024/9/29(日)
1話
『ペルソナ』シリーズみたいなキャラデザだ。やったことないけど
『あの花』のあなるみたいな世話焼き幼馴染女子だ…… 「交尾と繁殖」で赤面さっそく頂きました
「殴られても痛くないし」 子供の頃からあまり痛みを感じない 『まぼろし工場』の原型かな? 首絞め気絶までしてるし
痛みを取り戻す……ってモロにそうじゃん。ってかもしかして正宗とCV同じ?(ちがう)
男性担任教師が無課金でやっている恋愛シミュレーションソシャゲのキャラが、プレイヤーに「大好きだ~」とその場で叫ばせようとしている。「公衆の面前での告白」もよくある岡田麿里の癖
学園モノに異能的なファンタジーバトル要素が入っているかんじは『ブラック★ロックシューター』に近いかな
現代版七つの大罪 「独善ウザ」「不思議メンヘラ」など。このネーミングの語感が最高にマリー!
7人の癖の強い浮いている奴らが集められて殺し合いか共同作業させられる?
さすがトリガー 映像がかなり良い。キャラデザも良いしコンテも美術も撮影も良い
愚鈍とうどん……それも伊勢うどん ここらへんの台詞のマリー感すごいな
主人公男子は痛がらないので、みんな彼のなかに自分を見つけられなくて苛立つ ミラーニューロン、鏡像関係が人間関係を規定している。
これぞ!だなぁ~~ ワクワクする
ステンドグラスなロケーションも相まって、『化物語』1話を思い出す学園ボーイミーツガールだなぁ
階段を突き落とされながらもパンチラww この仰角の構図からも『まぼろし工場』序盤の睦実の屋上パン見せシーンを思い出す
「傷」と「絆」のダジャレ 「痛い/居たい」といい、ほんとこういうの好きだな。掛け言葉といえば山田尚子の十八番でもあるが、どう違うのか考えたい。
実験都市・洲籠市(すごもりし) コロナ禍前なのに良いネーミング
都心部と跳ね橋で隔てられた埋立地ベッドタウン 都心まで車で50分もかかるのか、遠くね?
「自分以外の他者の痛みを知りようがない」から争いが生まれる。つまり自分の痛みすら分からない主人公男子は自分も「他者」として自己疎外されている。
「脳筋ドキュン(DQN)」www この造語からして痛すぎるもんな、さすがだぜ
この6人の被験者に司会役の白長髪の子を加えて7つの大罪かな?
6人で痛みを分け合うことで、平和な社会実現のためのデータを得る人体実験
さっそく三角関係が。他の女が「かっちょん」を「かつひら君」と名前呼びしたことに困惑して憤る幼馴染女子
プレイボーイヤサ男と眼鏡真面目女子がヘテロカップリングされることは目に見えている。とすると残りの脳筋と不思議ちゃんでコンビになるのか?
てかこの脳筋ドキュンの人、『SSSS.DYNAZENON』のガウマさんみたいだな
OFA, AFO.. 主人公CVが梶裕貴さんだしヒロアカみがある。「みんなは "勝利" のために」
すげ~カメラ動く気合の入った1話クライマックス! おもしろそ~~
エンディング三月のパンタシア! なつかし~
4人のヒロインを代わる代わる短いカット割りで映していくED映像めっちゃいい。みんな美人だな~~
眼鏡の牧さんが背中合わせになっていた紫髪の子、誰? 百合要素あるのかな
2話
園崎さんのマスコットキーホルダーだ。かわいい
EDM調のオープニング曲に時代を感じる
みんな同じクラス、2-Aなのね 高校2年生
第1ミッションは「自己紹介」 「自己」のすべてを曝け出さなくてはならない 『あの花』最終話でじんたん達がようやくやったことを、強制的にいきなりやらされている。
被ダメージ時のテンポのいいデフォルメギャグ調の表現がとても良い
強制ぶっちゃけトーク 他の岡田麿里アニメではなんとか自然な流れでやっていたことを、今作では「絆(実験)のため」の名目で、痛みのペナルティを脅しにして無理やりやらせようとしている。節操がない。メタ岡田麿里アニメとも言える
はい、しました。
園崎さん、今はMCとして他6人をいいように支配してるけど、クール後半で自身も被験者ポジションに突き落とされて狂乱しそう(してほしい)
セクシャルなコミュニケーションも「暴力」である! 敷衍して、人間関係のやり取りは一般的に暴力である。
「妖精が見える」は嘘だけど、本人が不思議ちゃんなのは本当だったオチおもろい。
ヘルメット園崎さんかわいい
2話にしてもう千鳥さんが幼馴染の勝平に告白しちゃった。この展開自体は「知ってた」としか。これを2話で済ませるってところに期待しちゃう。
かっちょん未就学児の頃は「普通」だったんだね。6歳あたりで何かあったのか。例の回想シーンかな
夏は若者の季節、かぁ。「夏を乗り越える」とかいう抽象的な表現
3話
「あいついっぺん犯すぞ」はすごいな……
勝手に人んち上がり込んで飯まで貰うの、マジでガウマさんじゃん、優しいし。
団地マンションで隣同士ww どこまでもコテコテをやる
前話で閉鎖空間からは解放してもらって、ふつうに学校生活をやるのね。あと1週間で夏休み
7人目園崎さんじゃないのか
「犯しませんけどお菓子あげるよ?」じゃあないんだよ……
由多くんも日染くんも走り方変で細かい
クソイケメンだけどめっちゃ変な奴だなこいつも……。かなりしょーもないコメディ調で進む
高校生の男女グループが、上位存在に身体をいじられて何とか対応していく話ということで、[ココロコネクト]感がある。『キズナイーバー』と『ココロコネクト』ってほぼ同義語では?
「昇天」というか絶頂・射精のメタファーをここまで露骨にやるな! 下品だぞ!!
イ ン モ ラ ル
この7人に園崎さんを加えて、男女4-4かぁ
4話
「みんな」の範疇を問う子供。「みんな」礼賛主義への鋭い批判。 "自分が好きな人みんな"
不意の痛覚を好むマゾヒスト日染くん
牧さんセクハラ発言への返しキレッキレで好き
薬剤師?白衣コスの園崎さんかわいい。このひと実はそういうコスプレマスコットポジションのキャラ??
やっぱ園崎さん真面目そうな面してボケるタイプのキャラだな……いいね
幼馴染片想い女子のいい画が無限に見れる名作ですね でも園崎さんもめちゃくちゃ魅力的なんだよな〜〜 白ワンピースにデカい鍔の帽子とか、そういうコスプレしかしないじゃんこの人…
今のところ基本ワチャワチャしてる青春コメディだな
「キズナの会」ね 1/3も占めてるんだ。 町に潜むバレバレの会員たちw
この学校のスクールカウンセラーなんだ、漆原先生。
5話
画面の構図がずっと良い。旅館(日本家屋)の映し方が小津っぽいというか。
にぎやかなパジャマww ほんと園崎さんズルいキャラやな〜〜
「痛いよ」と言いながら走って逃げる失恋キャラ頂きました😋
由多と牧、いいコンビだな…… 着衣巨乳イジりから「他人の本性を知りもしないでみんな勝手に決めつける」というメインテーマに持っていくの力技すぎて好き。馬乗りに覆い被さったとき眼鏡に由多の顔が映り込む演出も王道に上手い。
のりちゃん(園崎)はキズナの会のアイドルなのか……だからキーホルダーも作られる
キズナの会をだいぶコミカルに描いてるけど、ブラフ? それとも終盤で敵対するのは別にある?
肝試しというかパニックホラーだな。ちょっと『終末トレインどこへいく?』みを感じる。水島努
まさかのモブ同級生男子同士の「幼馴染」コンビの関係が、千鳥の目の前で明かされる! すげ〜…… 幼馴染関係をこんなにあっさり相対化するなんて。
うお〜〜〜〜! おもしれぇ!!!
千鳥さん……あんた優勝だよ…… 最高だよ。
徹夜明けの朝焼けの使い方が相変わらずうまい岡田麿里
いくら自分で自分の痛みが分からなくても、自分を大切に想ってくれる人が自分の痛みを感じて痛がってくれていたと知る。それによって、奪った金を返せと、「自分」の輪郭が少し確かめられて一歩前に踏み出せる。見事な脚本だ……‼︎
やっぱり、自己(の感情)は他者の存在や言葉を通じて形成されるんだよな。千鳥だって、勝平に園崎さんが近づいて三角関係になって一層、今持っている「好き」という感情を無視できなくなったのだから。
千鳥の「重さ」を肯定してくれて良かった
痛覚だけじゃなく、精神的な痛みや苦しみの感情も共有されるようになってきたのが第二段階?
6話
お〜 アバンでいきなり牧の過去回想 やっぱり百合じゃないか!! 共同で漫画を描いてた?
紫ショートボブちゃん、魔性みが凄いな
マジで画面作りうますぎる〜〜!
「サトラレ」ww そんなNTRみたいな
ここ、アバンの回想シーンの堤防沿いに歩く2人の位置関係をずらして反復してる。上手いなぁ
にこまき……ってコト!?(てか牧さんの下の名前「穂乃香」なんだよな……ひとりμ'sかよ)
「不満の……麩まんじゅう」
「忘却ぶりっこ」て自分自身(園崎のりちゃん)のこと?
天河は千鳥を好きなのか?
シャルルドマッキング先生、連載してたのか! 中学生で? すご〜
映画化ww マジで大ヒット飛ばしてるやん
「女子中学生にはバカ受けしたけど一般性はない」とか絶妙に生々しい嫌なこと言うな〜この男性編集者
シャルル・ド・マッキング『片思いトライアングル』じゃあないんだよ
『天国からの約束』ヤバすぎて草 生徒が教師に恋する、しかも百合、で失恋して幼馴染の男子と付き合う…… 集団いじめやら不治の病やら…… ケータイ小説のパロディというか、「お涙頂戴が散りばめられた、まぁよくあるごった煮の話」かぁ。これは流石にマリー作品の暗喩とは読めないか? 不治の病って使ったことあったっけ。あの花のじんたんママとか?
幼馴染ヘテロ百合ではある……。
2年前……中3か
ほんとに『ココロコネクト』っぽい。なんか繋げられてしまった高校生男女グループで、ひとりひとりの悩みをみんなで救っていく構成。ハーレムラノベとかと違って、7人全員が等しく繋がっているから、関係の中心もなければ二者関係に閉じもしないところが良い。ひとりを男女みんなで救いに行く。
「軽蔑」かぁ… それを聞いたのりちゃんがビクってなるのオモロい
7話
デカ遺影ww 黒崎真咲かな?
数年前に亡くなった子の自宅へみんなでお邪魔する。『あの花』めんまママを連想する母の描写 本当はるるさんのほうから牧を突き放したのかな?
相手が「友達」を辞めたり断ったりする権利をしっかり認めること。「友達」だって永遠ではない。永遠が健全というわけではない。
こういうとこだよな~~ 加害者の傷付きの肯定。善悪は0か100かではない
『天国からの約束』最終話よくよく見たら、三角関係の幼馴染男子が教師-生徒百合に疎外されて失恋してるじゃねぇか!(最高
不治の病×『バクマン。』百合だった→るるほの
てか、岡田麿里って『ひそまそ』の貞八重もそうだけど、すでに片方が死んでる悲恋百合をやりがちだよな…… ヘテロ主義者の定番百合創作。
これを中学生女子キャラに言わせるところよ。つねに消費される対象としての(同性愛)性描写、という視点がある。このとき「食いつ」くのは誰だろう?
なるほど~~~~ すごいな……
自らが創作していたフィクション(不治の病百合)に自分の現実が呑み込まれそうになって、穂乃香は執筆から手を引いた。生まれた時から「不治の病」というフィクションのように馬鹿げた信じられないリアルを生きてきたるるは逆に、自分たちの創作によって呑気なリアルから「フィクション」を享受している人々を、本当のフィクションへと引きずり込みたかった。初めてできた友達である穂乃香のことは特に。彼女の穂乃香への恋愛感情は、そうしてフィクションのなかでしか実現し得ないものだった。ふたりが生きる現実は初めからすれ違っていた…… 良い悲哀百合ですね。
ただまぁ、るるさんの造形はさすがにベタすぎる。不治の病で亡くなった、絵の上手い、魔性の女。
こいつら仲良くなったな~ ワチャワチャしてる空間が尊い 「友達のなり方」が分からない人たち……
のりちゃんも悩んでるねぇ
いいなぁ泣けるなぁ…… 恋愛群像劇としてだけじゃなく、「友達」作りモノとしてもめっちゃ好きだわ。『負けヒロイン』がこういうのだったら好きだったのに。。
雨が降ってきて突然の街の風景モブ連続カット描写。今更気付いたんだけど、「キズ」のバッテンマークって絆だから人と人の気持ちの交流・交差をも表しているってことか! バッテン型の歩道橋が映されている。そしていつもは「✕」で通れない跳ね橋が繋がって通れるようになっている…… すげ~スマートな演出だ…………やっぱ小林寛監督すげぇわ
てか、三つ編みロング眼鏡巨乳女子高生キャラで赤い傘を差すって、まんま羽川翼やないか!!
最終話読んでなかったのかあんた。
あ~上で書いたコト全然違っててワロタ 絆がこれ以上深くなってしまうと失ったときの傷も大きい、だから遠ざけたのね。自分を守るために。そのことに穂乃香は罪悪感を抱いている……と。
心の痛みの共有が多かったところで裏切って久々に物理的な打撲の痛みを出してくるの上手ぇ~~~
シーン全てが良いわ。由多お前サイコーだよ。
この曇天の宵に海で泳ぐのすばらしい。そういえばこれ「夏アニメ」なんだよなぁ……
…………はい。どう考えても神回でした。本年度の、ベスト「ヘテロ百合」を、『キズナイーバー』第7話に進呈いたします…………。
なんだよ、こんなに良いアニメだなんて聞いてなかったぞ! なんだこの良い話は!! 泣いちゃったじゃないか!!!
友達でも恋人でもなく「キズナイーバー」でいいじゃない、と着地した。「ソウルメイト」みたいな? 傷を共有するの、絆の会に改造手術される必要があるからそう簡単になれないよ~(そういう意味じゃない)
「ワカメだらけでなにシリアスしてんの」いいですね。
そっか、読者から評判悪かった『天国からの約束』最終話は、ただ一人、穂乃香に向けたものだったんだな。そりゃ商業作品失格だわ。でも、大衆に向けて書かなきゃいけない場でただひとり自分の私的な感情を発露するってのは、まさにマリーの十八番だ。『キミモテ』然り……。
ちょっと待てよ、ここまであまりにも単なる名作アニメすぎるので、そんなに知名度も評判も高くないことを鑑みれば、ここからの後半で一気に失速するんじゃないか? あ~嫌だ、こわいこわい。どうかこのまま走り抜けてくれ。のりちゃん(と勝平)の過去篇は正直あんま好みじゃなさそうだから、あとはニコちゃんと天河の回に期待? 天河と千鳥が結ばれるのかなぁ……現時点ではそれはあんまり受け入れたくない。でも『凪あす』のちさきと紡にも苦しみ悶えながら視聴していたので、別にマリー作品の全てのカップリングを大歓迎できるわけではない、私は。でも『ここさけ』の順-大樹とか、失恋したあとに次の相手をちゃんと見つけるところまで描いてくれるところが好きなのは確かだ。
8話
「切なさの色」 LOVE
気圧? 台風? また『ひそまそ』みたいに台風ネタやるのか
「マイナスの感情ほど繋がり易い」 その根源が痛覚だと判断
人間がキズナイーバーとなれるのは幼年期~思春期 類人猿とかならもっと容易
おお『台風クラブ』シチュだ!
まーた岡田麿里が作中でキャラの恋愛相関図を書いてる……
若者に恋愛させようとする大人。絆の会は空自・岐阜基地かよ
ニコってもう天河に惹かれてんの?? はい片想い直列つなぎ完成~~~
「のりちゃん」への「うるしー」の可愛がりっぷりも面白い。恋愛には疎いと思っていたが意外とおませさん
園崎さんって両親いなくて、うるしーとだーやまが親代わり?
恋するニコちゃん可愛すぎるだろ…… ジャージ姿似合ってる!!
日染こいつオモロ~~~ 友情や愛情よりも "痛み" が欲しい。穂乃香とは違って歪んでしまったきっかけの「トラウマ」なんてない。誰とも恋愛関係にはならないだろうこいつが、他の7人を引っかき回すトリックスターとして活躍するのか。
うお~~~ 由多のきょどったキモい近づき方も、穂乃香の「抱きしめたりしないでよ」も……最高!! マジでこの2人いいな
(モニタのふたりの波形を見てニヤついてキーボードカタカタしながら)「良いぜぇ~~お前ら……優秀だぁ……」←こいつ、「俺」すぎるだろ…………
うおおおおお………… やっば……… こんな手酷いフラれ方ある?? 必死の告白を聴かれもせず見られもせず、別の「運命の人」の足音を聞いて走り出し去られてしまう…………。一連の演出が劇伴から画面から何からバチバチ決まっていて、じぶんですら、千鳥の告白なんてどうでもいいから法子と勝平のほうを……!と少し思ってしまったほど。こんなに見事でこんなに残酷なシーンはあるだろうか。
のりちゃんが電車にひとりで乗って降りて狭い下水道のようなトンネルを歩いて階段で外に出るまでのシーケンス、あらゆるカットが美しすぎて完璧だった。
9話
すげぇわ…… こんな台詞よく思いつくなぁ
神の会話劇
「ちびっちゃいとき」って言い方おもしろい
すげぇよほんと。ここまで千鳥に残酷な仕打ちをしておいて、それでも彼女を単に「可哀想な失恋したやつ」にはさせない。すぐさま別の複数のキャラの感情を描いて、千鳥だって誰かに片思いされている「ズルい」やつだと糾弾する。ある三角関係で「負け」ても、また別の三角関係では「勝って」いる。複数の三角関係に絶えず飲み込まれ、一箇所に留まって悲嘆にくれて感傷に耽ってなどいられない。いきなり友達から意味のわからない糾弾をされて「な……何を言っているの?」と困惑するしかない。でも、それによって千鳥は失恋の場から救われる。
三角関係モノのプロ過ぎて、遥か高みの業を見せつけられている。応用が極まりに極まっている。
そういや今のところニコちゃんを好きな人はいないのか……まさかのいちばん可哀想なキャラだとは。
はい
うるしーと山田が夫婦だったとかないよね? うるしーは自分の子を被検体にした? 結婚出産経験あるのか。まさかのりちゃんの母じゃないよな
12年前ってことは5歳?
なんだか『ダリフラ』みたくなってきたな
もしかしてのりちゃんは一度死んでる? 量産型綾波みたいな感じ?
のりちゃんいいキャラだと思うけど勝平との関係はさすがに応援できないなぁ
すごく既視感のあるいつもの恋愛痴話・茶番劇が始まった。こういうのとても好きです
これ、日染くんがいることがめちゃくちゃデカいバランス取りになってるな。だってこいつ実際に茶番だと感じてるだろうから。
ちゃんと自分で告白する前に、自分の気持ちを他の人から相手にバラされてしまうことの痛み。『泣き猫』がそんな話だったっけ
心の声!w プライバシーゼロ!!
うわ〜…… もう固定カップリングが既定路線になった穂乃香が片思い直列つなぎになってる他の奴らにどう関わるのかと思っていたら、一度できた「友情」の崩壊という形で関わるのか〜なるほど〜〜。
友情を維持しようとする生の声(建前)と、恋愛を優先して恋敵を喰おうとする心の声(本音)を並列させて描く露悪的な演出。まぁそうなるよね。
たかが恋愛でここまで死屍累々になってる絵面、冷静に考えてめちゃくちゃ面白い。最高です
そうして一周回って再び、勝平だけ痛みが分からない、という地点に還ってくる。
台風の夜の学校泊まりから、最終的に校庭の水溜りで一夜明かすのも『台風クラブ』通りだったっけ? 忘れた
これ天河が千鳥とニコのどちらとくっ付くか、めちゃくちゃ悩みどころだな……予想しがいがある。
自分と岡田麿里がキズナで深く繋がっていることを信じて(キショい)、ここはニコ-天河に賭けよう! ニコが振られたらまじで救いようがないのに対して、千鳥はまだかっちょんと結ばれる可能性あるから…… のりちゃんが失恋する可能性が…… 他の脚本家ならしないだろうけど、岡田麿里ならそれをやり得ると思う。
10話
ここで日染かぁ〜〜! マジで群像劇としてキャラの使い方が上手い。いい働きをしてる
そういえばスマホのLINEじゃなくてガラケーのメールなんだな。2016年の作品だし近未来モノだからLINEでも良いはずだが……
あ、もう夏休み終わってホントにキズナのリンクも無くなったんだ。「現実」の学園アニメに戻ってきた。ここからどうすんだろ
ニコちゃん良い子や……
シリーズ終盤、恋愛のもつれで一度カタストロフに至ったのち、恋愛だけでなく友情もぜんぶ等しく「好き」な気持ちは大切だと思い直す展開は、まんま昨日観た『ひそねとまそたん』と同じだ。岡田麿里って実は恋愛至上主義者ではないのかもしれない。
しかし、こっからさらに三角関係に改めて真剣に向き合って何らかの解答を出すところまでやってくれるはずなので、期待しておく。
というか実際問題、キズナイーバーとかいって感情や心の声があんな風に繋がってしまっている相手とは、恋人にだって友達にだってまずなれないだろう。普通に考えて。心が理解できないから他者なのであって、他者だからこそ「繋がる」ことができる。友達や恋人にもなれる。
だから、こいつらの痴情がもつれたのも友情が崩壊したのも、こいつらのせいではなくて、全部キズナのせいではある。
とはいえ、良くも悪くもキズナきっかけで仲を深めた7人(8人)なんだから、キズナが消えた今こそ、ようやく真に絆を結んで友達や恋人になれるんじゃないか。とんだ遠回りだという気もするが、こういう構造の物語ってそこそこあるよね
よかったね😊
これもう、じぶんの中では "こんな『負けヒロインが多すぎる!』だったら良かった" だよ…… 三角関係の恋愛痴話を経て「友達」になる。ちゃんと「友達になりませんか?」と告白をして……
あっこれは…… 天河-ニコ√入ったんじゃない!? ニコの格好良さに惚れちゃったんじゃない??
のりちゃんがラスボスになるのか? 市はキズナの会の研究所を閉鎖する方針。ここまでやっておいて
キズナを繋がれた5歳ほどの子どもは19人
12年前のうるしー良すぎる
痛みの分有ではなく集約…… のりちゃんそれはおつらい
「俺を振ってくんねぇか」かぁ……
この理屈は一理あるし天河らしいけど、それでわざわざ千鳥に振ってもらおうとするのは自分勝手ではないか? 千鳥カンケーなくニコの方に行きゃいいじゃん。千鳥に振ってもらって自分がスッキリしてからニコのほうに行きたい、という、利己心で千鳥に負担を強いる行動では。まぁ恋愛のことだから他人にどれだけ迷惑かけたって利己的だって構わないんだけど。ちょっと天河にしてはダサい、卑怯。(むしろそこがいい説もある)
ここで千鳥が天河の思惑をまったく理解していないところが素晴らしい。千鳥も自分のことで精一杯だ。
のりちゃん可哀想すぎる。そりゃあ関係者みんな、うるしーややーまだものりちゃんに同情して過保護になるわ……
しかし、群像劇・三角関係好きとしては、のりちゃんに更に残酷なことを言わなくてはいけない。ここで他の18人の子供の痛みを一身に請け負うことになったのりちゃんは、PC画面のモデル図にあるように、人間関係の「中心」に位置する。ハーレム主人公と同型であり、いわば痛みの「総受け」属性を負わされているのりちゃんのことを、本当に気の毒ながら、私は好きにはなれない。こういう矢印が集中するポジションのキャラが苦手だ。それこそ「悲劇のヒロイン(=主人公)」である。
しかし、この非人道的な実験の最悪の結果が、この、好きでもないのに総受けのハーレム主ポジションに置かれるという地獄なのだと解釈すれば、むしろ自分の好みに合うのかも。そうだよ、総受け属性なんて「非人道的」なんだよ! 可哀想なんだよ、そんな役目を負わせてしまっては。
のりちゃん……君は総受けじゃなくていい、中心に、メインヒロインの位置になんか居なくていい。でも、彼女の気持ちとは関係なく、「メインヒロイン」にさせられてしまう悲劇──そう考えると、めちゃくちゃ批評的なアニメだなぁ。「メインヒロイン」にされてしまうことは苦痛であり災禍であり悲劇である、という主張。実際、もしも本作でのりちゃんの人気が相対的にイマイチだとすれば、それは他でもない「メインヒロイン」というデバフ属性によるものではないか。ここにきて、「負けヒロイン」とか「勝ちヒロイン」とかそういう次元の話じゃなくなってきたかもしれない。。
えっぐ…… 死んではいないのか。感覚や感情がないまま死んだように生き続ける
てか、この回想でも「好意を第三者にバラされる」やつやってんじゃねぇか!! 隙あらば入れてくるなぁ……
こんだけ陰鬱な重い要素をぶっ込まれると、恋愛痴話を素直に楽しめねぇよ!! コメディ戻ってきて……
11話
情報の共有は大事! ニコが活躍しまくってるな。気持ちをきちんと言葉にして相手に伝えよう
仁子さんのメール文体よすぎる 大人になってもこのメンバーの飲み会幹事やってそう
そういや、千鳥は勝平が実験体になる前から知り合ってた(法子より勝平との付き合いが長い)ってことでいいんだよね。千鳥視点だと、小学校入学前くらいに幼馴染の勝平がしばらくの間いきなり居なくなって、また帰ってきたと思ったら感情が失われていた、ってことか。
ベランダで通話中、向かいのマンションの明かりが一斉に灯る演出すげぇ。勝平と千鳥の、部屋を隔てての向きも完璧。演劇的でありながら、ひとつの画面には映さずにカットによって分断されながら繋がっている。
ここで前話の天河の話を千鳥がまったく理解できていなかったことが責められるわけか。いや〜、千鳥びいきかもしんないけど、そんなに悪くなくね? 自分のことばっかなのは誰だって当たり前じゃん。まぁあくまで千鳥じしんが自己反省して責めてるから良いんだけど。
日染くんがマジでここぞとばかりに、落ち込む勝平のケアでいい働きをしているww ざざー、ざざざー 考え事用のセルフ環境音すばらしい
第1話当初は、ここまで真面目な……誠実な物語だとは思わなかったよ。絆の会の研究がもたらした子供たちへの被害は甚大だが、大人たちは記号的な悪役ではなく、それぞれの立場で罪の意識を背負って最善の行動をしようとしている。でも、キズナ計画が今度こそ成功すれば大団円になるってわけでもないよな。あの被害者たちが回復するの? のりちゃんの願いは何なんだ。勝平たちを集めてキズナイーバーにしたのは法子の意思? やーまだ達の思惑? そういう上のほうの物語はぜんぜんよく分かってない。恋愛痴話が専門なので……
「遅刻じゃなくて早退」ww つくづく脚本がうまいな〜と思う
1話の場所に戻ってきた〜〜! ステンドグラスのある廊下。のりちゃんと勝平ふたりの会話シーン
愚鈍、もリフレイン
徒然草第85段「己が心に違へるによりて〜」→愚鈍(うどん)に掛けているっぽい
www この国語のお爺さん先生サイコー! ちゃんとコメディが戻ってきた。そうそう、そういうのは授業の後にやろうね。最高の学校アニメだなぁ
伊勢うどんも久しぶり〜
……もしかして『あの花』11話の定林寺シーンやろうとしてる? ひとりひとり「答え合わせ」
すげぇ…… ここにきてゴモリンとかいう要素に言及して、これまでのキズナ計画のドタバタ劇を「現実」に軟着陸させようとしているのか。これまで現実ではあり得ないようなおかしな体験をしてきたのに、それほどパニクらずに何とか対処できて来れたのは、(そういうトーンのアニメだからではなく)このみんながいたから、「友達」みんなで乗り越えてきたからだと。
俺たちはもうとっくに友達になっていた。……そう! そうなんだよ! 友達ってのは「友達になりませんか」などと形式的な手続きでなるものじゃあなくて、気付いたらなっていたものなんだよ。
うわ〜〜 そこから更に、勝平のなかで幼年時代の被験仲間の「友達」の存在に繋げていくのか……
さらに穂乃香の悩みのほうへ行くんだ。マジで想像を超えてきている
『ドライブ・マイ・カー』でこんな台詞あったな
岡田麿里の文脈だとスッと呑み込める。
なるほどね。
人と人が真に繋がって幸福になるために、キズナシステムを継続・発展させようとする "のりちゃん&やーまだのラスボス陣営"と、キズナシステム無しで生に人の痛みを分かり合おうとする "うるしー&主人公陣営"。
岡田麿里なら、というかそうじゃなくても後者が勝つのは分かりきっているが、この構図は面白い。人類補完計画じゃん、といえばそれまでだけど。これって要は、キズナシステムとかいうSFファンタジーな非現実要素のある統制的な恋愛物語と、そういうのが一切ない地に足のついた恋愛物語の対決構図としても読めるんじゃないか。キズナというフィクショナルな設定を用いて、最終的にその必要性を否定しようとしているのでは。そういう意味でもエヴァかもしれない。「現実に帰れ」。
さぁあとは最終対決をするだけだ!
12話
絆の会の "赤紙" ……
悪役然とした市長がぜんぜん敵でもなんでもなく、ただ振り回されてる人なのオモロい。気の毒
それぞれが自分の思惑と欲求にしたがって動きまくっている。『まぼろし工場』の終盤みが出てきた。選挙広報カーみたいなの走ってるし。
都市ぐるみで大変なことが起こってはいるのだけど、その見せ方がずっとコミカルなの救いだなぁ
ニコちゃんずっとカッケーな…… 「認めろ!」もうあたしたちはとっくに友達だった。
頭突きはするほうもされるほうも痛い。キズナがなくたって痛みは共有される。
園崎さんのことが許せなくても、勝平を100%は許せなくても、友達のために動きたい。友情アニメすぎる
なんか全体的に『あの花』をやり直そうと、アップデートしようとしているハナシだなぁと思う。こいつらは基本的に幼馴染グループじゃなくて物語のなかで友情を深めていった仲間だけど、お互いに想いをぶつけ合い、そうして友達として最後にメインヒロインをみんなで救い出そうと探しにいく。
レインボーキズナブリッジが封鎖された。
ラスボス戦の構図オモロい
のりちゃんは、幸せだった過去に囚われている人なんだな。でも今あんな状態の仲間を救いたいという未来への意志も持っている。
友達は万能じゃない…… ラストバトルでもなんか絶妙にしょうもないダレた雰囲気を入れてくるなぁ。絶対にシリアスでカッコいいだけのラスボス戦にはしないぞ、という強い意志を感じる。
夜の封鎖した跳ね橋の上というめっちゃドラマチックな舞台を作っておいて、こいつらダラダラと議論してるのクソ笑う。最高
うおおお 穂乃香さん…… 「みんな」で正義一丸となって暴走するのりちゃんを打倒して救済する構図じゃなくて、今でも私たちはバラバラで、互いの気持ちがぜんぜん分からない、と。でも、だからこそ他者を知ろうとして繋がろうとすることが出来る。そうして「友達」になったのだと、宣言する。
今度は千鳥のターン! ここでも日染君がナイスアシスト。こいつほんとアシスト王では? 自分の傷を広げて、傷について知っておいた方がいい。さすがガチのマゾヒスト……説得力が違う。
なんやかんや決めるべきところでは完璧に決めてくるtriggerクオリティ
「いっけぇええええ!!」みたいなノリで「いったぁああああい!!」と言うの笑う
水没→水中で手を伸ばし合う→引き上げ の流れに『凪あす』最終話を思い出す。
ココロやカラダが「痛い」ことは「気持ちいい」ということ。痛覚の快楽の肯定。こうしてみると、岡田麿里は確かにマゾヒズムの作家だなぁ。正義や倫理ではなく "快楽" がもっとも根っこにある物語を書くひと。「好き」の肯定だって突き詰めれば快楽の肯定だ。
でも、自分の快楽に素直であるのと同時に、他者の快楽をも尊重するところに倫理がある。というか、そもそも倫理や正義の成り立ちはそういうものか。でも、あくまでいちいち倫理や正義や愛を快楽にまで分解して還元し切って、大っぴらにそれを見せびらかすところに作家性がある。「痛い=居たい」の駄洒落テーゼだって要するにどちらも快楽原則だ。だからこの作品には日染くんがいるんだね。
後日談パート
うおおおおお ほのかさんのデレの破壊力がヤバい……これは由多君じゃなくても参るわ……
あっ 千鳥と天河がくっつくのね、予想外れた…… いや、ニコちゃんまだ天河を諦めてない! 頑張れ!! ニコさんならまだまだ行けるハズ! 千鳥が天河にだいぶなびいてるのはショックだけど…… 天河を取り合う三角関係オープンエンドになったら、プリリズRLのカズキ先輩のところと似たような感じになりそう。でも天河は明確に千鳥が好きだからニコが不利なのは変わらないか。
のりちゃんと勝平はふつうにめでたく結ばれるのねー…… そっか〜〜
おわり
おわり!!!!!
チョーおもしろかった!!!!!! そっか~これがそれほど評判高くなくて人気出ないんだ~~…… 世間は難しいですねぇ~
ふつうに岡田麿里の最高傑作のひとつと言っていいんじゃないかな(昨日『ひそまそ』にも言った)
やっぱりこの人すごいわ。ふつーに天才的な脚本家。
マリー版の『ココロコネクト』ではある。でも恋愛だけじゃなくて友情についても本腰入れて扱っていて、岡田麿里は他者関係(人間関係)いっぱんを主題としていることがよく分かる。(今作では扱われなかったが "親子愛" もそのひとつ。)
最後に勝平がのりちゃんをあっさり振って千鳥と結ばれたら自分としては超絶大傑作だった。そうはならず、恋愛カップリングの落としどころにやや不満が残るが、逆にいえばそれ以外はいっさい文句なしで大好き。完璧なアニメだと思う。
てか映像のクオリティずっとヤバかったね。トリガーが凄いのか、小林寛監督が凄いのか…… 小林寛これが初監督作ってマジかよ、天才すぎるだろ。米山舞さんのキャラデザも素晴らしかった。
『ココロコネクト』と『ダリフラ』と『あの花』を足して3で割ったような…… あっ、『SSSS.DYNAZENON』も。
のりちゃんが救いたがっていた幼い頃の友達の5人とか、『あの花』の幼馴染グループの隠喩としてなんとか解釈つくれないかな。
『ひそまそ』の莉々子さん、『キズナイーバー』の日染くんのように、恋愛モノのなかでも一切恋愛に興味ないキャラが主人公たちの仲間グループに1人いてくれるのが良い。そういう人でも疎外感を覚えずに友達として一緒に仲良くつるんでいられているのが素敵。
ちょっと凄すぎてまだ咀嚼しきれてないので、またあとで追記するかもでーす!
岡田麿里アニメnoteリスト