マーダーミステリー『神医は獄中に在りて』（ネタバレなし）
三国志モチーフの中華マーダーミステリー！三国志を知らなくてもプレイできる。派手な武将や軍師との戦いというよりその中で起きた日常の事件を謎多くドラマチックに描いた作品。
こんにちは！
こぱんです。
『神医は獄中に在りて』遊ぶにあたり三国志の知識がなかった為、
今回三国志の漫画を読んでマダミスプレイしました。
読みながらすっかり三国志の面白さにハマってしまいました。
『神医は獄中に在りて』も大興奮で遊べる作品です！
✅三国志とは
三国志とは、後漢（ごかん）末から三国時代（220～280年）前後の史実を描いた歴史書です。 184年の黄巾（こうきん）の乱をきっかけに、後漢王朝が衰退しはじめると、中国は「魏・蜀・呉（ぎ・しょく・ご）」の三つの国に分裂し、三国時代へ突入します。
✅基本情報
シナリオ：三国志風マーダーミステリー「神医は獄中に在りて」
人数：4人用(GMレス対応)
シナリオ形式：オンライン オフライン
プレイ時間：150分～
密談無し
作者 薮桁さん
✅あらすじ
時は建安13年（西暦208年）
都の監獄にて『神医』と呼ばれた男の死体が見つかる――
✅キャラクター紹介
キャラクターデザインも作者薮桁さんです。
🔼ここがおすすめ
①三国志の世界を堪能できる
イントロダクションで時代設定や用語集など説明してくれるので三国志を知らなくても問題なくプレイ出来ます。
三国志を少しでも知っていると雰囲気や情景が浮かんでくるのでより深く楽しめます。
②ストーリーが良い
文章が綺麗でわかりやすく、それぞれの立場を踏まえながらキャラクターの心情に寄り添いやすいシナリオでした。
推理は難しい方かもしれませんが、ストーリーの展開がよく議論も捗りました。
③メタ読みしてもよい
メタ読みとは
「メタ読み」は、メタフィクションの考え方を持って、先読みをすることを指す言葉である。漫画作品の展開を、作者の性格や、漫画雑誌の事情などを加味して先読みするのが、ひとつのメタ読みである。その他にも、映画の上映時間を考えて、ストーリーの展開を先読みしたり、ゲーム会社の過去作品の特徴を把握した上で、最新ゲームのシナリオ展開を予想したりするなど、様々なメタ読みがある。
プレイヤー自身が持つ知識(主に三国志関連)を議論に用いて良い
と最初に説明があります。
マーダーミステリー基本的にはシナリオ外の自分の知っている情報で議論しないでくださいというのが多くありますが、どうしても頭に浮かんできてしまうことありますよね。
それがこのシナリオは三国志関連自分の知識で考えたことなど話してOKです。
④GMレスで遊びやすい
私は今回GMありで遊びましたが、GMレス用進行資料がわかりやすく、ココフォリア使用なしDiscordだけでプレイできるので遊びやすいです。
GMをするのも凄く楽しそうな作品ですのでおすすめです！
✅こぱん個人的感想
個人的に三国志を知らなくてずっと遊ぶのを躊躇っていた作品でしたが、躊躇していたことを後悔！（この機会に遊べて良かったです）
日本では数少ない三国志モチーフのマーダーミステリー、派手な武将や軍師との戦いというよりもその中で起きた日常の事件を謎多くドラマチックに描いていました。
〇〇モチーフ作品でよくあるのが〇〇はフレーバー程度でという作品は割りと多いのですが『神医は獄中に在りて』はしっかり三国志を濃く味わうことが出来るのが魅力です。
三国志が好きで三国志をよく知っている薮桁さんだからこそ書ける唯一無二の作品だなと感じました。
歴史の登場人物のようなキャラクター一人一人に品性があり(賈詡は三国志に出てきます)、ワイワイガヤガヤ遊ぶというよりも落ち着いて推理に挑みたい作品です。
✅一緒に遊んだ皆さんの感想
『バランスが良く納得のいくシナリオ。設定が面白く三国志の世界に浸れました。』
『最後の最後まで楽しめる作品。』
『星三つです☆☆☆』
✅作者薮桁さんからのメッセージ
本作は、マダミスと三国志のどっちを好きな人にも楽しんでもらえるような、あるいはどちらにも興味を持ってもらえるような作品にしたいと思って制作しました。
ですので、作品で扱っている人物やエピソードの中には、実際に三国志の歴史に名を残しているものも多くあります。(あくまで『モチーフ』ではありますが。)
また、『プレイヤーの持つ三国志に関する知識(いわゆるメタ知識)を活用して良い』というルールもその名残です。もちろん、知識の有無で有利不利が付かないようには工夫してあります。逆に知識が足枷となることもあるかもしれません。
知識や情報に踊らされる……それもまたマダミスの醍醐味と思っていただけましたらと。
などと述べつつ、結局は私が好きなものを詰め込んだ作品になっています！
プレイヤーの皆様に、1800年前の遠い異国の土地で、もしかしたらこんな事があったのかも？とか、当時の人は何を考えたのだろう？といった空想や体験、そして推理と駆け引きを楽しんでいただけたら嬉しいです。
機会があればぜひ歴史とミステリーのひと幕をお楽しみ下さい。
『神医は獄中に在りて』
こちらからダウンロード出来ます
✅最後に
作者、薮桁さん、一緒に遊んでくれた皆さんありがとうございました。
ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます！
