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ロサンゼルス野球観戦記 ②(出発~ドジャースタジアム観戦編)

①(準備編はこちら)


成田空港からロサンゼルス空港へ

9月2日、いよいよ出発です。



出発は第3ターミナルから。久しぶりの成田だったので少し余裕をもって到着。クレジットカードの特典を使って、第2ターミナルのラウンジまで行ってみました。


夕焼けのなか、出発

少しのんびり過ごしながら、無事に出発。シンガポール航空のプレミアムエコノミーは、「エコノミーよりも少しゆったり」という感じではありましたが、イスはゆったり座れるし、前後もゆったりしていたので、なかなか快適でした。約10時間の旅でした。


機内食①ビーフ そばが出た


機内食②チキン またそばが出た


ロサンゼルス空港到着

現地時間13時前に到着。両親はあまり眠ることができなかったようですが、体調に問題はなく、ホテルを目指します。なお、最近話題になっている入国審査、私もかなり厳しく質問受けました。

「何日間滞在?」「毎日野球を見るの?」「仕事は」「今回の旅の資金は」「現金はいくらある?」

などなど、10分ほどやりとりしました。最後は「大谷観に行くの?」と笑顔で声をかけてくれたので無事に終わりましたが、カタコト英語でかなり苦戦しました…

空港からホテルへ

予約しているホテルはアナハイムにあるので、空港からは1時間弱の距離があります。事前にシャトルを予約していたので、待ち合わせ場所の「LAX it」へ。


日本からの便は「Tom Bladley国際ターミナル」に到着します

ロサンゼルス空港(LAX)ではいくつかの交通手段がありますが、タクシーやUber、シャトルを使う場合は、専用の区画「LAX it」という場所に行く必要があります。入国審査が終わって荷物を受ける場所(baggage claim)を出た場所に、「LAX it」行の緑色のバス(無料)に乗って向かいます。

アプリで予約状況を確認しつつ、指定の車が来るのを待っていたのですが、こない…。20分ほど待つと、無事に予約車が到着してくれました。


アプリにはドライバー名、車種が掲載


到着後、アウトレットとスーパーで買い物して明日以降に備える


ホテルに到着したのは15時ごろ。チェックインが16時~だったので1時間ほどロビーで時間をつぶしました。ホテルに荷物を置いて着替えたら早速、ホテルから徒歩15分のアウトレットモールに向かいました。


ホテルから徒歩15分ほど


目的は、観戦用のシャツや帽子を入手することです。球場で購入するよりもお得に買えると考えて向かいました。


エンゼルスだけでなく他チームの商品もありました

利用したのは、こちらの「Sports Treasure」さん。防止やジャージー、Tシャルなどがふんだんに取り揃えられていました。少し昔のデザインのTシャツが安く売られているのも良かったです。母親は帽子と、2010年にエンゼルススタジアムで開催されたオールスターゲームを記念したTシャツを購入していました(なおこのお店には帰国前にもう1度、お土産を買うために訪問しています)。

その後、Uberを使ってVonsという車で10分弱のマーケットに向かいました。


いかにも海外っぽいレイアウト

ここで飲料水や簡単な食事を買って、長い1日が終了です。

いよいよドジャースタジアムへ!

時差ボケでやや睡眠不足の中ですが、いよいよ観戦初日。テンションマックスで、ホテルからUberを使ってドジャースタジアムへ向かいます。

プレゲームツアーに参加!

この日は試合開始前に行われる「Pregame Tour」を申し込んでいました。

試合開始の約3時間前に始まり、約45分かけて、球場のさまざまな場所をめぐります。この日は13時過ぎからのデーゲームでしたので、開始時間は9時45分が第一陣でした。私は10時10分の回で参加しましたが、わりと早いタイミングで売り切れていたので、繁忙期は早めに申し込む方が無難そうです。


ドジャースタジアムはMLBの球場のなかで3番目に古く、収容人数は野球場としては世界最大の約5万5000人を誇ります。ドジャース自体が人気球団の一つであり、現代の最強球団の一つでもあることから、西海岸を代表する場の一つとも言えるでしょう。そんな球場を隅々まで回ることができるうえ、試合前の練習風景もたっぷり味わうことができます。一部を写真で紹介します。

英語のガイドも、めちゃくちゃ楽しかったです(私は半分以下しか分かりませんでしたが、MLBが好きならニュアンスでなんとなくわかるはずです)。なお、日本人のガイドさんが付くこともあるようで、私の時は2人の方がついてくれました。所々で紹介してくれたので、さらに楽しめましたよ。

ドジャースタジアムで初めて観戦する方は、ぜひぜひ、体験してください。


球団殿堂の選手を紹介
歴代のゴールデングラブ賞
球団永久欠番。「42」は特別です
1955年ワールドシリーズでロビンソンがホームスチールを成功させた瞬間
「ヨギ・ベラは後年もあれはアウトだと言っていた」とガイドさん
ホームベース付近で誰かと談笑するフリーマンを目撃

ひとしきり説明が終わると、開場時間までスタンドで待機。会場時間になると、内野の方まで自由に動くことができます。スタンドの中は、一部を除いて自由に行き来できます。

ブレーブスファンの私はアウェーの一塁側に陣取り、「何とかブレーブスの選手からサインをもらえないだろうか!」とチャレンジしました。結果から言うと、この日は全くチャンスがありませんでした(グラウンドにより近い特別な席では子供たちを中心にサインをもらっていましたが、この席にはチケット所有者や子供しか入場を許されません)。

しかし、スペンサー・ストライダー選手がブルペンで投球する様子、野手陣が練習前にアップをする様子を見ることができました。MVP候補のAcunaさん、愛するOzzie Albiesさんなどを生で見た瞬間は、絶頂しそうでした。


スペンサー・ストライダーさん。太ももの筋肉ヤバくないですか
元日ハムのトンキンさん。ロングリリーフで大活躍
かなり長い時間子どもたちと交流してました
オルソンさんは恐らくお知り合いの方と談笑
この区画はチケットがないと入れません
柔軟するAcunaさん!
愛しの背番号「1」Albiesさんをついに生で目撃!!!

球場飯も堪能

20年前にMLB観戦したときは大学生でお金も無かったので、球場飯を食べることはありませんでした。今回は社会人ですので、円安と物価高に目をつぶって食べたいものを食べました。


ドジャースのヘルメットに入っている「ヘルメットナチョス」と
「スーパードジャードッグ」

購入したのは、ドジャースのヘルメット型のプラスチックケースに入っている「ヘルメットナチョス」(12$)と、ドジャースタジアムの名物の一つの「スーパードジャードッグ」(9$)です。

ドジャードッグは種類がいくつがありますが、私は「All beef」のスーパードジャードッグを選びました。パンにソーセージをはさんだだけのシンプルなつくりですが、ソーセージが肉肉しくって、すごくおいしかったです。

青空の下のスタジアムで食べるホットドッグはたまりません
試合開始後になると大混雑するので
開始前に買うのが吉

試合開始!

そうこうしているうちに試合が始まります。試合開始前の国歌斉唱、7回のセブンイニングストレッチと、ゲームの進行に沿った「恒例のイベント」があるのも、楽しめます。座席は内野側の一塁後方付近、「28セクション」のN列という位置でした。かなり見やすくて写真で見る以上にフィールドを近く感じることができ、一塁に滑り込む音まで聞こえるくらいでした。

観戦した席です。公式価格で一人110$くらい

試合は残念ながらブレーブスが負けてしまいましたが、Albiesさんがヒットを含む2出塁した他、Olsonさんの豪快なHRを見ることもできたので、個人的には大満足でした。

ドジャースタジアムなので「スタジアムはドジャースファン一色かな」とも思ったのですが、わりとブレーブスファンもいて、近くにいたファンと一緒にトマホークチョップもできたので、個人的にはとても楽しめました。

唯一の誤算は帰宅手段

MLBを満喫して最高の気分でしたが、唯一の誤算は岐路にありました。ドジャースタジアムは町中から離れたところにあり、多くの観客が自家用車▽バス▽Uber--といった車を使った手段で来場しています。当然、帰りは混雑し、Uberのニーズも集中します。この結果、帰りのUberの値段が行きの3倍となる150$という大金になってしまいました。

正直いって、これを回避する手段はほとんどなく、空くまで球場付近で待機するくらいしかありません。私1人であれば球場付近ですこしゆったりしても良かったのですが、両親がいたので背に腹は代えられず、諦めました。


まさか行きの3倍の価格になるとは……

スタジアム周辺では渋滞しましたが、その後はスムーズで乗車から約1時間で帰宅しました。


おわりに

参考になりましたでしょうか。

次回、いよいよエンゼルススタジアムでの観戦となります。


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