MLBトレカ発売前商品プレビュー・2023 Bowman’s Best Baseball
■はじめに
2024年が始まりました。始まって早々、大きな地震があり、ショックを受けています。私は被災地在住ではありませんが、富山県に2年ほど住んでいたこともあり、なじみのある地域です。能登半島は以前も大きな地震があり、当時は仕事で被災地にも入りました。とにかく一人でも命が救われること、命を落とす方が一人でも減ることを願ってます。
2024年商品もいよいよ残り少なくなってきました。あと少し、お付き合いください。
■2023 Bowman’s Best Baseball の基本情報
商品概要
チェックリスト
■Bowman’s Best Baseball おススメポイント
歴史あるブランド
「Bowman's Best」(略称:ボウベス)は、Topps商品のなかで結構歴史があるブランドです。初登場は1994年。ベテラン/スター/ルーキー/プロスペクトがミックスされ、幅広く楽しめるカードとして親しまれてきました。
基本的な構成は2023年時点でも大きく変わってません。以前の記事で紹介した通り、商品名に「Bowman」と付いているので基本的には「マイナーリーガー」主体なのですが、上記の通りの商品構成なので現役スターもふんだんに出ます。プロスペクトもルーキーもスターも全部狙いたい!という人向けの商品と言えます。
プロスペクトはトップ層30人のみ
ボウベスには例年、各球団トップ層のプロスペクト合計30名が収録されています。他商品と比べてかなり厳選されています。トップ層を求める方にとっては、かなり刺さるかと思います。
なおボウベスについては2021年にちょっとした騒動がありました。
少しややこしいのですが、端的にまとめますと
・2006年にルールが制定され、選手はメジャーに昇格して初めて「ベースカード」に登場することができる
・このため、2006年以降、マイナー選手(プロスペクト)は、メジャー昇格済みの選手とは別のナンバリングが振られ、ベースカードとは明確に区分され、インサートカードとして整理されていた
・しかし2021 ボウベスは区分されず、プロスペクトも昇格済みの選手も通し番号になっていた
などの観点から、2021年ボウベスで収録されたすべてのプロスペクト選手がBeckettの基準として、「RC」扱いとなりました(ちなみに2022年以降は、元通り区分されています)。そしてこの2021ボウベスで収録された選手について、beckettでは2022年以降の商品でToppsが「RC」と付けた選手に対しては、注釈付きの「(RC)」という記載がされるようになりました。例えばBobby Wittさんの場合。
◆カードにはRCロゴ無し
一方、2022年の商品には、カードに「RC」が記載され、チェックリスト上は(RC)。
◆カードには「RC」のロゴ
いやめっちゃややこしい……。
なお、以上はあくまでbeckettさんの定義です。Topps社としてはボウベスのプロスペクトカードを「RC」とは扱ってませんし、2022年商品に「RC」ロゴをつけてます。ただこのテーマは非常に重要だと感じます。とかく「RC」とか「1st bowman」とかの表記で市場価値・付加価値がつけられる中、いったいそれが何なのか?誰が決めたものなのか?コレクターとして何を正解とするのか、大切にするのか?を考えるきっかけの一つにはなるかなと感じます。
私は一連のリサーチをしたうえで、市場価値・付加価値があることは認めたうえで、自分の収集方針としては「ルーキーカードにこだわる必要なんて大してないよね」という結論に達しました。
1boxからサインカード4枚!
ボウベスは1boxに2つのmini boxが入っており、それぞれから直筆サインカードが2枚出ます。1boxから合計4枚もサインカードが出ますので、かなり豪華ですね。数年前までは値段も抑え目で、「1st bowman」のような冠も無かったので、「プロスペクト選手を最も手軽に入手できる」商品の一つだったのですが、最近は商品価格の高騰著しく、そういう感じではなくなっています。しかも「1st bowman」のような付加価値もつかないことからシングルカードの市場評価は高くないため、立ち位置としてかなり微妙な感じになっている印象は否定できません……。
Chrome調、ダイカットカードなど多彩なインサートも!
ボウベスはすべてのカードがChromeカードです。多彩なインサートカードも特徴で、さまざまなカードを入手できることも楽しめる要素の一つになっています。ダイカット(通常の長方形ではなく、切り抜かれているような形式のカード)の封入も特徴の一つですね。
◆2022年 UFO
◆2022年 Global impact(ダイカット)
◆2021年 Heat wave(ダイカット)
◆2020年 Franchise 2020(ダイカット)
◆2019年 Franchise Foudations(ダイカット)
■2023 商品の特徴をピックアップ
あのレジェンド投手が撮影!
特徴的なインサートカードをセットするボウベス。今年もなかなか興味深いインサートカードを作ってきました。
元剛球投手でRandy Johnsonさんが撮影した写真をカードとして採用しているのです。ちなみにデザインは「1992 bowman」。Toppsが「bowman」ブランドをプロスペクト主体の商品として位置付けたのは1991年とされていますが、1992年は「Home of the Rookie Card」=ルーキーカードの原点とも言われており、象徴的なデザインと言えます。この1992 bowmanは私服姿のルーキーたちを切り取っていることも特徴で、のちの殿堂入り選手、マリアノ・リベラさんのルーキーカードなどがとても有名です。
写真家としても活動するJohnsonさん撮影のカード。これはけっこう楽しみです。
兄弟・親子選手のデュアル/トリプルサインカード!
「Family Tree」という新しいインサートオートは、家族のつながりをテーマとしており、親子・兄弟選手のデュアル、トリプルオートが封入されます。具体的には、Acuna3兄弟、ドラフト1位同士のJung兄弟などです。
■こんな方にオススメ!
トッププロスペクトやルーキー、スター選手を一気に狙いたい方
派手なクロームデザインが好みの方
■1Boxからの期待値は?
直筆サインカード4枚
■値段
(判明次第追記)
■過去の開封動画
(開封動画はありません)
■おわりに
いかがでしたでしょうか。ぜひ購入の参考にしていただければ幸いです。
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