♯2 「怪奇!!天狗女!!」
オルモへブ我集です。
僕は電車で通学をしています。ガタンゴトン。
電車通学は寝てたら勝手に学校に到着するので最高。その分金はかかるけど。
この前帰りの電車を待っているときにとんでもない人が現れました。
そう。天狗女です。
最初その天狗は柱に隠れていて気付きませんでしたが、電光掲示板を見ようと横を向いた時に目があってしまいました。
(コレって。。恋のはじまり~~!!??)
そんな簡単に恋が始まるわけもなく、天狗女は僕にメンチを切ってきました。すっげえ恐ろしかったです。
彼女はうんこ座りでタバコを吸い、金髪で革ジャン。穴が空きまくったデニムを身にまとっていました。今の所天狗要素は一つもないですが彼女が天狗であることを決定づけるものがありました。
彼女は・・・天狗下駄のようなブーツを履いていた・・・・
ギャーッ!!!!!!!!!
足元を見たとき度肝を抜かれました。おしっこちびりました。厚底とかいうレベルじゃなかったです。やべえ。
広辞苑をブーツで踏みつけているのかと思ってしまいました。
ちなみに天狗下駄とは
山道を歩くための下駄であり、山の中で修行する僧侶や山伏などの修験者が主に用いた。このことが由来となって天狗が履いていたとされ、「天狗下駄」とも呼ばれる。昔は越後獅子など芸能や曲芸をする者がバランス能力を見せるために履いた。
らしいです。ウィキペディアに書いてありました。
一本歯下駄とも言うらしいです。
下駄のボコッとした地面と接する場所が一箇所だけですごく長いんです。横から見たらアルファベットの「T」みたいな漢字です。
やば。
電車が到着したとき天狗女は搭乗するため立ち上がったのですが元々スタイルが良いのか、天狗下駄効果か、はたまたその両方か。
すごく身長が高かったです。
あれだけ背が高かったら鼻高々でしょうね。(天狗だけにネ^_^)
そんな中、僕は彼女へ尊敬心を抱きました。
すげえ奇抜な服を着ているのに堂々としているところ、靴のバランスが悪すぎて電車内でフラフラしていたのにそれでも履き続けているところ。
周りの目をすごく気にして無難な服しか着ない僕はすごく「かっこいいな・・・」と思いました。
僕の精一杯のオシャレは「パーカーの紐をちょうちょ結びにする」ことです。
派手派手な服とか周りの目が怖くてとてもとても着られません。
天狗女とかいってすみませんでした。
革ジャンもダメージジーンズもすごく似合っています。
うんこ座りをしていたのは靴のせいで立ちにくかったんですよね。
タバコの副流煙、すごく美味しかったです。・・・・・これは違うな。
頑張ってフォローしようとしたけど路上喫煙は純度100%の悪でした。ポジティブに考えることなんてできません。喫煙室以外でタバコを吸う大人は総じて糞だと思います。お前らトイレじゃないところでしょんべん垂れ流すのかよ!?オォン!?!?
そういえばあの女性はうんこ座りをしていたな・・・・ま・・まさか!!!!
あそこでうんk・・
失礼致しました。つい取り乱してしまいました。
思えば、ただ駅で見かけただけの女性を題材に1000文字以上の文を書いてるって冷静に考えたらめっちゃ気持ち悪いな。
もうここまでにしておきます。
見て頂きありがとうございました。
心を入れ替えるために天狗下駄を履いて一週間ほど山に修行へ行こうかと思います。
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