エヴァのシンジとアオサギの友達だ

私が庵野秀明のシンジに求めていたエンド。

それは宮崎駿のラスト作品 君たちはどう生きるか のマヒトのセリフにあった。
アオサギに対して、友達だ そして 友達を作ります 

これは、私達現代人に向けた宮崎駿の渾身のメッセージだったのだと気づいた。

これから私が進む道はどうなるかわからない。がれきが沢山並んでいるかもしれなければまだ見たことないしどうなるかは分からない。

宮崎駿は私達現役世代の一つ前の時代を生きた人間として、
時代が変わっても友達を、信頼、信頼とはお互いのことを、
そういう人間を、一人では生きられない、
むしろ人との関わりの中で自分を見つけていくこと

決して友達、信頼っていうのは仲の良いという関係ではなくてもいいんだ。お互いのことを想っているから、言葉数は少なくてもいい、ただ時には距離を詰めた刃物で刺してくれるような悪友くらいでいい。お前は何をやってるんだというそういうことを言ってくれた方がいい。

これが君たちはどう生きるか というタイトル一つの答えだったんだ

エヴァンゲリオンの碇シンジは父親との決別をエンドオヴエヴァンゲリオン終劇としたが、
庵野秀明のこの締め方に納得がいかなかった。だからエヴァの呪縛から未だに開放された感じはしなかった、
シンジがすべきは、父親との決別も、だが、大人になるとは信頼できる友達を大切にしていくことだったのだ。それはとうじやけんすけ れいやあすか かをる 

ひとは勝手には大人にはなれない 他社との関わりで大人になる。僕にとってはそれは庵野秀明の考える親との決別と宮崎駿の考える友達といえる他人の存在。And Love Is Prizeである。

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