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あがり症の始まり

恐ろしいほど鮮明に覚えている
小学6年生の終わりの会

私は1番後ろの席に
座っていました

学級長が「何か意見はありませんか?」
と言った時に
私は何かを言おうとして
手を挙げました

その瞬間
クラスの皆んなが
1番後ろの席に座っている
私の方を一斉に向きました

みんなの視線が私に向いた
その時

私は声が出なくなり
何も話せませんでした

自分に何が起こったのか?
私は理解が出来ず
ただ呆然とその場に
立ち尽くすしかありませんでした

あがり症の始まりでした


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