#8【はった写真Library】約9カ月でカメラを買い替える男
前回
カメラを買い替える
カメラを持ってから知ったことは、デジタルカメラにはセンサーという大事な部品があるということだ。
センサーについては、ネット上にいくらでもあるのでそれを参考にしてほしい。
カメラを一緒に買ったあの時の先輩から誘われたのは、カメラの買い替えだった。
お互いにすでに初心者用のカメラで、APS-Cのセンサーサイズでは物足りなさを感じていたのだ。
では何に買い替えるのか。
その前に決めるべきことがあった。
何を撮りたいか
カメラやレンズを買うにしろ、まずは自分が何を撮りたいか、を中心に選ぶ必要があった。
今回の私は下記のような観点で決めた。
星撮影やポートレートをしたい
古いレンズを現代のデジタルカメラで使えるらしい
できるだけ軽いカメラ
その中で総合的に安いカメラ
具体的な説明はまた後日することとして、
これで選ばれたのが、ミラーレス一眼カメラのSONY α7Ⅱだった。
一度にすべての本体やレンズを買いそろえるほどの財力はないため、まずは本体だけ購入した。
ズームレンズキットだ。
言っておくが、もし今後レンズを買いそろえたりする予定がある人が買うならズームレンズキットはおすすめしない。確実に使わなくなる。
古いレンズとは
オールドレンズと言われるものだ。
この現代、各社メーカーはいかに高画質で、かつ太陽への耐性が…などと試行錯誤している中、若者の中で流行っているのは画質が荒く、色味に偏りがあるフィルム調の写真だ。
特に写ルンです、は再燃しており、一般の家電量販店ですら入手が困難だ。
商業的にもオールドレンズフェスと言われるものが毎年のように開催されていたり、とイベントも事欠かない。
この通り、一眼カメラ界隈でもオールドレンズというものは一定流行っており、私もその渦に巻き込まれることになったのだ。
そう私が最初に買ったのはオールドレンズの中でも有名な「Industar-61 50mm/F2.8」である。
特徴はこの金平糖というか、星型である。
この状態で撮ると、、、
このようなボケ方は現代のレンズでは表現できない。
これ以外にもオールドレンズそれぞれに面白い特徴がある。
グルグルとするボケ、フレアやゴーストがキレイ、などなど。
一般に欠点とされていた、この表現たちが一周回って現代で表現のひとつとして復活したのだ。
拡張性を秘めたミラーレス一眼カメラ
このように現代のレンズも、オールドレンズも利用でき、
フルサイズのセンサーサイズを持っていることから、どんな表現も一定以上のクオリティをアウトプットしてくれるこのカメラはすごい。
そして一眼レフと比べて、鏡がない分軽く、小さい。
私はここからどっぷりカメラ、レンズ沼にハマっていくことになる。