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復職して企画系の部署で働きはじめる

 本格的に復職をして、東京時代の営業マンから大阪本社にて企画部門での働き方がスタートしました。部署でやっていた事は主に既存顧客の対応です。クラウドシステムを売っていた会社だったので、既存顧客も結構な数がいました。システムに関する初歩的な使い方から運用相談など問合せ対応、使い方マニュアルの作成、勉強会の開催など、既存顧客により長く自社システムを使ってもらう為の施策を考え実行する部署。

 営業時代ほど顧客対応がある訳ではありませんが、東京での経験を活かしたかったので、お客さんに関わる部署で働けた点は良かったと思います。実際に東京時代に関わったお客さんの対応をしたこともあったり、自分の知っている情報を伝えて先輩の対応をサポートできたこともありました。

 復職したての頃は、自分ができる範囲の業務をやらせてもらっていましたが、徐々に任せてもらえることも増え、自分のスキルも発揮できるようになっていきます。東京時代から資料作成が得意だったので、勉強会で使う資料を一から先輩と一緒に作ることに。

 その先輩はシステムに関するコールセンター業務をしていた方で、電話での顧客対応に長けていましたが、資料作成は苦手だったので「僕の出番だ!」という状況。骨子を作って、先輩に肉付けをしてもらい、伝わりやすい内容となるよう、何度もすり合わせをしました。復職して半年くらいでしたが、安定的に仕事ができていたので、多少残業してもOKということで納得のいくものを頑張って作ります。

 東京時代は先輩に迷惑をかけ続け自分の仕事に自信を持つことも少なかった中、できることから少しずつ力を発揮できた当時の環境は、良いステップを踏めていたなと。よく、その先輩と仕事終わりに飲みにも行きましたが
、仕事のやりがいを感じながら味わうお酒の美味しさを遅れながら味わえるようにもなりました。

 ただ、心の奥底には、残業しながらもバリバリ働く同期と比べて焦っていたり、東京での何も成し遂げられなかった後悔があり、素直に目の前の仕事と楽しむという事が出来ていませんでした。これくらい出来て当然とか、もっと成果を出して上がっていかないといけないとか、無駄な考えが頭にこびりつきながら仕事をしていた感じ。

 過去の事は割りろうと心機一転し、大阪オフィスにいる優しい先輩方に囲まれて伸び伸び仕事ができていたのに、満足し切れていない自分。病んでから復職したからといって、新卒時代に志した「バリバリ働いてやる!」という気持ちが簡単に無くなるなんて事はなかったのでした。

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