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二十四節気【小寒〜大寒】養生
二十四節気【小寒〜大寒】の養生
小寒から節分までの間を「寒の内」といい、一年で一番寒い時期です。
中医学では、「寒」は人の身体の陽の気を傷つけ、体内の「気」「血」「水」の循環を滞らせると考えられています。
「冷えは万病の元」と言われていますが、身体からの冷えサインがでてくる前に冷え対策が必要です。
・鼻水や尿などがうすく、白か透明
・温めると身体が楽
・寒くなると腰痛、神経痛などが出る
・温かいものを好む
小寒・大寒は、冬の真っただ中なので、「腎(泌尿生殖系全体)に影響が出やすい時期です。
寒さで血管は緊張して収縮しやすく、血液循環が悪くなりカラダは冷えていきます。
毛細血管が一番集中しているのが腎臓なので、血液は濃くなり毒素をためやすくなります。
【小寒〜大寒の養生は冷え防止】
▪️防寒
寒さの影響を受ける3首(首、手首、足首)、下半身を温める。
足裏や足指をマッサージして血液循環を良くする。
▪️体の中から温める食材を取る(温裏)
カボチャ・羊肉・鶏肉・ウナギ・タチウオ・うるち米・栗・くるみ・杏仁・ナツメ・龍眼肉、
ねぎ、しょうが、桂皮(シナモン)、小茴香(フェンネル)、八角(スターアニス)、丁子(クローブ)、花椒、ヨモギ、など
▪️寒さの影響を一番受ける、「腎」をいたわる黒食材
黒豆、黒米、黒きくらげ、黒茶(プーアル茶)、しいたけ、わかめ、ひじき、昆布、など
また、この時期は風邪やインフルエンザに罹る人も増えていますが、これは年末年始のご馳走で胃腸の疲労が重なり、カラダは免疫機能が働いて発熱などで不要な毒素を放出するためです。
年末年始の食べ過ぎ飲みすぎに心当たりのある方は、疲れた胃腸を休めることと、温活、ストレッチや歩くなど軽く体を動かすことを意識しましょう。
厳しい寒さの侵入を防ぐことができれば、立春以降の次の一年は病気になりづらくなると言われていますので、必要以上に腎臓にストレスをためないように過ごしましょう。
あと半月ちょっと。節分が明ければ「立春」です。