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【マンガ語り】はるかリセットとかいう「休む」スキルが高すぎる女傑のマンガ

おはようございます、K.K.です。
普段作品、特に本やマンガ叩きはnoteではしないと誓ってたんですが、この誓いを破ります。
それほどまでにカチンときたマンガです。
なのでネガティブな感想にご注意ください。

ちなみに普段、作品叩きはX(Twitter)でやってます。
ポスト流れちゃうからnoteに拾っておこうかな…。

作品データ

はるかリセット
著者:野上武志
既刊13巻(2024/01/11時点)

私は1巻の半分で投げた挙句、かなりモヤモヤしてるのでこの記事を書いています。良かった、全巻買わなくて。

1巻の奥付けによると野上先生は、普段可愛い女の子がドンパチやる漫画を描いているらしいですが、戦翼のシグルドリーヴァ狂撃の英雄のオッさん成分の濃さは最高だったと付記しておきます。

狂撃の英雄の記事はこちら

興奮してると記事が雑になるなぁ。

天野はるかは現代の岸辺露伴

主人公天野はるか/春河童(こちらはペンネーム?)は小説家兼エッセイストです。本人曰く売文屋。
なるほど、現代において文章で食ってる人間っぽく見えますね。

で、彼女の休息(リセット)に焦点が当たってるんですがね、この子締め切り破らないんですよ。ガチの仕事人間。なんだったら休み中の体験をエッセイや小説のネタにしよる。

どっかで見たぞ、こんなキャラ。

そう、岸辺露伴です。ジョジョ4部に出てくるこちらは荒木飛呂彦が思う理想の漫画家です。

そんなわけで天野はるか氏はたぶん加速した時の中でもリフレッシュはするし締切も守るんじゃないかな?
ちなみに売文屋、特に小説やエッセイスト、漫画家は体験した事を軸に書く時が1番説得力のある作品になりますので、天野はるか氏は「売文屋」としてはとてもいい休み方していると思います。

そんな休み方参考にしたら私が死ぬ

私は仕事が大嫌いです。多分どんな仕事も続きません。今の会社には比較的長く勤めてますがそれは会社側が病気に理解を示してくれているから。
障害者雇用でもないのに雇ってくれて感謝ですわ。精神障害取れたら会社も厚労省からお金入ってきて幸せそうですね。
あとExcel叩き込んでくれた大学院にも感謝です。

それはさておき、私の仕事との距離ってそんなです。仕事の!事を!休日は!考えない!!
なんだったら稼ぐ事も考えない!!!休日は全力で消費するんや!!!

なのではるかみたいな、仕事の陰がちらつく休み方はストレスが溜まるというかリセットされないんですよ。休んだ時の話をネタにしてるオチの時点でウェッてなりました。リーマンからするとそこは締切破りをしてくれ……。

コレも自分語りなんですが、プラモデル組もそう。3割仕事なんですよ、アレ。平日の夜しかやりません。正月休みにニッパを一切触ってません。
休みは仕事と距離置きたい。一切考えたくない。生産性とかそんな難しいことは経営側に任せた!!オレァ歯車がええんや!!

岸辺露伴は?

彼の場合ただの語り部だったり「取材」と銘打ってるので「ああ仕事中に怪異に巻き込まれたんやな」「そんな話を聞いてるんやな」って感じですね。なのでスッと入れます。
あと巻き込まれるのが怪異ですから、休めてないんですよね、露伴の場合。そう見えます。

でも休みなんてそんなものかも知れない。

休みの間に得た体験や知識は人生に作用しますから、クリエイティブな仕事をしてる人、作家やなんかに限らず経営やゲーム作ってる人、広告代理店や小売で売り場作ってる現場の人は、はるかみたいな休み方じゃないと仕事こないorできないんじゃないかなーとか思います。

私はこの作品を読むと怖気が走ってただでさえ低い最大SANがガリガリ削れるのでからもう買わないです。たぶん。

酷い目にあった作品でした。まる!

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