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展覧会 #11 カルダー:そよぐ、感じる、日本@麻布台ヒルズギャラリー
2023年に開業した麻布台ヒルズにある「麻布台ヒルズギャラリー」を初めて訪れました。
地下鉄神谷町駅の5番出口から直結しているので駅からのアクセスは抜群です。この猛暑の中、外に出なくていいのは助かりますね。
先日鑑賞した「TRIO展」(東京国立近代美術館)でカルダーの作品を見て興味が湧き、この個展を見に行くことにしました。
アレクサンダー・カルダー(1898~1976年)の代名詞ともいえる動く彫刻「モビール」を中心に絵画や立体作品も展示されています。
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絵画と立体、吊り下げタイプのモビールで構成された空間。
絵画作品とモビールや立体(スタビル)を一緒に見て感じたのは、カルダーの立体作品はとても絵画的だということ。
絵画と立体が相互に結びついてカルダーの表現が生まれているのだなと思いました。
カルダーにとって絵画と立体どちらが先なのかは分かりませんが、絵画の中にモビールやスタビルの要素とそれを取り巻く空気の流れがあり、それを3次元の空間で再構成しているように感じました。
カルダー:そよぐ、感じる、日本
会期:2024年5月30日(木)~9月6日(金)
観覧料:大人 1,500円 大学生 1,000円 専門・高校生 800円
麻布台ヒルズギャラリー
東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB階
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 5番出口直結
動物のスケッチが可愛いです。立体作品の形につながっているのかなと思いました。
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スタンディングタイプのモビールは、立体部分と稼働部分のバランスに緊張感があります。
ワイヤーの曲線がとても繊細で、緻密に計算された形に思えました。
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吊り下げタイプのモビールはもっと軽やかで開放感があります。
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絵画作品は立体作品と関連するように配置されているので、つながりを感じながら見ることができます。
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立体と絵画を組み合わせた展示は、平面のオブジェクトとモビールの形状がひとつの空間で共鳴し合っている気がしてとても好きです。
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大型の立体作品は360度から見る想定で作られているのだろうなと思わせる、ある意味つかみどころがない形をしています。
抽象的な中に人間とか動物、あるいは植物などを連想させる形が見えて、素材の硬質な印象を和らげているように思えます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1722984033167-oAR4pUUH32.jpg?width=1200)
今回撮った写真を見返して感じたのは、吊り下げタイプのモビールはワイヤー部分が背景に溶け込んでしまってデザインが分かりにくいということ。
大型の立体作品も一つのアングルになってしまうので、やはり写真では実際に見た時の印象を伝えることはできないなと改めて思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。