君のために最後にできることは
スオスダイ、やましたです。
朝晩の冷えもすっかりおさまり、最近昼と夜は半袖で大丈夫なほど気温も安定してきました。
げんきです。
さて、12月もいよいよ中盤。
11日を過ぎたところで、わたしの帰国までのカウントダウンがはじまってしまいました。
あと1ヶ月。
そのことばを思い出すだけで、悲しくて。
毎日のように「あやいつ帰るの?」と聞かれ
「1月11日だよ」と答えるたびに
もうすぐだ、としみじみ感じます。
最近住み込みから「帰る日にち、1月31日にして!」
とか、「来年の12月までいて!」
って言われて、尚更かなしくなります。
なんだろう。
いつも注意してばっかりなのに、
こわいお姉さんなのに、
ありがたいもんです。
さてそんな、カウントダウンの最中
最近思うことがあります。
それは
住み込みスタッフのために、最後にできることは何か
ということ。
今日はわたしと、住み込みスタッフ達との関係について話します。
わたしと住み込みスタッフ
わたしはダエン達が来た7月には、すでにCBBにはいましたが、最前線でかかわっていたわけではありません。
他のメンバーが中心となり、このプロジェクトを進めてきました。
わたし自身も、最初は住み込みスタッフ達とどのようにかかわればいいのか分からず。
つきすぎてもいけない。
離れすぎてもいけない。
仲良くなりたい。私も話したい。頼られたい。
だけども、近すぎるのも良くない。
じゃあ、どうすれば。
それが、日々の悩みでした。
インターン生が多い時は、他の人の関わり方と自分の関わり方を比べては、気を落としたり。
時には、カンボジア人スタッフからも
「あやは住み込みスタッフとの距離が近すぎないのがいいところだけども、時には一緒に遊んだり話してみた方がいいよ」と言われて
悩んだりもしました。
それが、最前線でかかわっていたインターン生が帰ってから一変しました。
勉強や、普段の生活から、住み込みスタッフと関わる機会がグンっと増えました。
悩む暇などありません。
話す機会も増えたし、以前に比べて臆することなく住み込みと話せるようになりました。
関係性を一からつくり上げる。そんな感じ。
だけども、問題は毎日のように起き、そのたびに一生懸命頭を悩ませました。
時に一緒に喜び、悲しみ、怒り、楽しみ
10月から今日までの2ヶ月間、共に過ごしてきました。
そんな生活も、ついに終止符が打たれます。
めちゃくちゃ寂しい。
8ヶ月もいて、CBBで生活する暮らしが当たり前になって、みんながいるのが当たり前になって。
そんな中、ひとり帰るのが本当につらい。
戻ってくる、と言ったけれども具体的なプランは決まっておらず。
戻ってきた時に、自分は彼らやインターン生に対して、何ができるのか。
彼らのために何ができるのか
例えば、だけど
今のように現地スタッフと住み込みスタッフの間に入り、家庭訪問や様々な問題解決とか、進学の際の相談事や手続きのサポートとか。
インターン生サイドに対しては、新しいインターン生へのピックアップや研修、日々の業務での悩み事へのアドバイス、人数が少ない時のサポート、時間があればスタツアの引率など。
できる形で、インターン生や住み込みスタッフに対して恩返しができたらと思う。
約8ヶ月インターンをして、思ったのは
現地でのスーパーバイザーがいた方がいい
ということ。
4月の最初の頃
日本人ひとりで生活していた。
カンボジア人スタッフはいたが、来た当時はほとんど外に出ていたり、行動が読めなかったりして、それが最初はわたしの不安材料にもなっていた。
今は大丈夫です🙆🏻♀️
でも最初はやはり、現地語であるクメール語が全く分からず、相当苦労しました。
まず、家族や生徒とのコミュニケーションが取れない。
不安材料その2。でした。
その不安を取り除いてくれてのは、現地スタッフでした。
毎日、他のインターン生と一緒にクメール語の授業をしてくれました。
知りたい単語をピックアップし、それを聞いて教えてもらう、という。
そのおかげで、わたしのクメール語力は少しずつですが伸びていきました。
最初の言葉も分からない中、村に1人でいるのは不安です。
でもそれが自分のクメール語を学ぼう!という原動力にもなりました。
村でインターンをする、というのも、このクメール語の取得ができる、という醍醐味があるかもしれません。
使っていれば慣れる、とは言いますがまだまだ私にも分からない単語ばかりで、話していることがわかるか、というと全く。
ですが、8ヶ月もいればそれなりに生活できます。
その知識を、これからくるインターン生へ還元できたらなと思います。
そのほかにも、ここで生活していることならではの悩みだったり。
例えば、病院とか薬とか、買い物とか。
はたまた、業務での悩み事とか。
生徒が来ないとか、授業のやり方とか。
私が悩んだことは、おそらくどのインターン生も悩むし、通過する道だと思います。
何のためにインターンをしているのか。
日本語を教えることでCBBが目指すのはどこなのか。
など。
わたしがそのスーパーバイザーになれるか、というと正直なところは分からない。
だけどもそれが、誰かの力になれるのなら
誰かに必要とされてることならば
できたらいいなぁ。
とりあえずは、あと3週間とちょっと。
最後だから
日に日に迫る帰国の日を前に
最後にわたしができることは
住み込みスタッフや生徒との時間を大切にすること。
共に過ごし、共に笑い、共に成長していく。
時に一緒に実家に帰ったり
時に一緒にプロジェクターを使い動画を見たり
時にパーブまでピザを買いに行ったり
「最後だから」
という言葉が、口癖のようになっています。
ここに住んで、彼らと毎日一緒に過ごせるのは
これが最後。
この8ヶ月間が、自分の中では夢のようで
大好きなカンボジアに住み
たくさんのインターン生と共に過ごし
ここに来ないと出会うはずがなかった7人の子供達と出会い共に過ごし
問題ばかりの毎日で、時に厳しくなる時もあるけれど
それでも、どこか憎めない
何かあっても、やっぱりかわいい。
ずっと見守っていたくなる存在だし
住み込み制度を復活させて終わりではなく
そばにいて続けていく。
わたしは、そうしたい。
人生、いろんな生き方があって
賛否両論ある。
新卒でカンボジアに行く時に
誰も反対しなかったのは、幸い。
だけども、それはまだ私が若かったから
社会人2年目になると、そういうわけにはいかない。
だから、わたしもちゃんと働く。
ちゃんと働いて、自分でお金を稼いだ上で
やりたいことをする。
やるべきこと、と、やりたいこと
それを両立してから
はじめて、人間として生きていけるような気がします。
あと、少し。
最後なんだ、と自分に言い聞かせながら
最後の日まで大事に過ごしていきます。
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