学生団体のちから
スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBB
長期インターン生のやましたです。
8月もラスト1週です。
早いもので。。
さて、昨日はCBBスクールに日本からお客さんが来られました
関西の国際協力団体『IROHA』のみなさんです。
その数43名!!!
しかも、全員が1回生、2回生という若さ。
IROHAは、立命館大学を中心とした学生の国際協力団体です。
半年に1回、カンボジア渡航をして
教育支援や、フットボールイベントを行っています。
タケオ州の村にIROHAスクールという拠点があり、そこで9日間様々なイベントを行うそうです。
さて、今日はそのIROHA × CBBのイベントについてお話したいと思います。
20人と村散策
今回のイベント。
どんなことをするのかというと
「カンボジアの村を知ってもらう」
「支援先の村との違いを考える」
ということをコンセプトに
代表・インターン生とのディスカッション
村散策
を行いました
ディスカッションでは
・住み込み支援
・日本語教育
・村の生活の話
・インターンの話
・NGO立ち上げの話
と、いくつかのトピックにわけ、お話しました。
一方、村散策ではいつも、スタツアで案内するコースを案内しました。
今回、私に与えられた役割りは
村散策。
私史上初、20人の引率 By マイクロバス
若い子達を前に、怖気付く23歳。
日本人が9.7割を占めているバスを前に
『日本人ひとりいややーーー😭😭😭』
と、わがままを言ったことを反省します。
バスガイドになれ、やました。
と、インターン生ひとりに着いてきてもらい
ド緊張の中バスが動き出します。
ここで私自己紹介したらこのあとスムーズになるのに、、 と思いながらも動かぬ足。
と、その時にこのグループを仕切る人の存在に気づきました。
2回生のみなさんです。
そうだ、この方にお願いしよう。
と、その方の力に頼ります。
さて、第1の見学ポイント。
市場(プサーロア)
朝10時半頃だったので、まだ魚や野菜、お菓子や飲み物など、たくさん売ってある時間帯です。
バスを降りてすぐの所に、この家のご家族の奥さんが売っている揚げバナナもありました。
揚げバナナは、その安さと手軽さと美味しさにIROHAの方たちも虜に。
市場のにおいに「ウッ」となる人もいましたが、それも村です。
慣れるのは大変……
さて、そんなこんなで市場を満喫したら次は
小学校
この大人数。
さすがに、アポなしでぞろぞろと校庭に現れるのはどうだろ……
と思いながらも、学校は昼休み。
生徒はタウプテアハウイでした。
それから、歩いてお寺。
いつもみなさん、このお寺の壮大さにびっくりするんです。
貧しい村でも、お寺だけは立派。
カンボジアのお寺はいろんな方の寄付が積もって積もって大きな金額になり、このように立派な建物になっています。
最後の散策スポットは
みんな大好き池
平日だったため、人は少なかったのですが、普段からここは近所の人が集まる憩いの場になっています。
カラオケで熱唱する人もいれば、飲み物や軽食を食べながら仲間と話している人もいます。
今回は、大学生もこの池の壮大な景色にびっくりしていました。
水に浸かる人、写真を撮る人、ハンモックの上でゆらゆらする人。
ここで少しでも休めたらいいな、と思いながら案内していました。
そして、全てまわった後にCBBへ。
これを午前の部、午後の部、と繰り返しました。
帰ると、他のグループはまだディスカッションの最中。
村案内も好きですが、こういう大学生と対話をすることもなかなかできないのでディスカッションもいいなぁと思いました。
さて、そんなこんなで長い長い怒涛の1日が終わりました。
村の案内だったので、話した学生の数は少ないのですが、学生団体のちからを感じました。
学生団体のちから
学生団体。
同大学や、他大学の学生が集まり、同じ目的や目標をもって活動をしています。
国際協力団体IROHAは、カンボジアの教育支援に焦点を当てて、学校建設やカンボジアでのボランティアを行なっています。
メンバーは今回来た人の他にもいるそうです。
正直、カンボジアに対してすごく熱い想いをもって活動している人がそんなにたくさんいることにびっくりしました。
というのも、私が大学生の時
【カンボジア🇰🇭】に想いを持った人は私しかいなかったからです。
カンボジアといえば、やました。
やましたといえば、パンダとカンボジア。
わたしがカンボジアに行っても、想いを共感してくれる人は同じ学部にはいませんでした。
興味を持ってくれる人はいませんでした。
ですが、その想いをわかってくれる方は学外にはたくさんいました。
最初にカンボジアのスタディツアーに行った時に出会った教会の人たち。
年齢は70代から10代と幅広かったため、いろんな年代の方から見たカンボジアを知ることができます。
中にはカンボジアはもう13回目です。
というおば様もいらっしゃり
その人たちは内戦後の昔のカンボジアを知っています。
昔、国際送金なんてシステムがなかったから
集めた大量の資金を、盗まれないようにカバンではなくて体にまとって隠して移動していた、と。
そんな、カンボジアのことを分かち合える仲間はツアーに行くたびにどんどん増えていきました。
そのツアーの団体の主催する報告会にもお呼ばれすることもあり
東京 四ツ谷のイグナチオ教会で、何百人の前でカンボジアについてお話しすることもありました。
みんなでカンボジアの『小さな人々のために』
この活動を続けていきましょう
大学生の時は、このグループが、私がカンボジアの想いを100%出せるグループでしたし
分かち合える仲間が年齢層関係なく、たくさんいました。
その方々は、今でも私のカンボジアでのチャレンジを応援してくださっています。
今回、IROHAの皆さんを見て学生団体っていいなぁ、とふと感じました。
同世代の人が集まり、みんなカンボジアへの熱い想いを持ち、分かち合うことができます。
大学生だからこそ、出てくる案があります。
大学生だからこそ、子供達と深く関わることができることがあります。
大学生だからこそ、自分の想いを偽りなくまっすぐ話せることができます。
自分の学生時代には、出会えなかった存在に少し羨ましくなりました。
IROHAのみなさんが、今回、私たちが住む村を見て、私たちインターン生とお話ししてどのように感じたのかは分かりませんが
今後もこの繋がりが続けばいいな、と思います。
そして、これからのカンボジアでのIROHAの活動が素晴らしいものになりますように。
大学生のフレッシュさとエネルギッシュさを感じた1日でした。