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カルチャーとしての「神さん」
この時期の大阪の道路やマンション共用部廊下、エレベーターには笹の葉が落ちている。えびすさまだから。9日が宵えびす、今日10日が本えびす、明日11日が残りえびす。JOYWOWは毎年、宵えびすに堀川戎神社と大阪天満宮にお参りし、笹と熊手をもらってくる。
上が堀川さん、下が大阪天満宮さん。堀川さんは冷蔵庫の上、天満宮さんは書棚とJOYWOW内での定位置がある。
冷蔵庫は「食べていく」象徴、書棚は「知を磨きつづける」象徴として。
大阪天満宮さんでは巫女さんにお神楽を舞っていただく。
元旦にもお神楽アンド鈴シャンシャンしてもらったので、この10日で2回もめでたい儀式を浴びてる。
おかげさまで毎年、楽しく商売させていただいてます。
昨日、お神楽見てたら「今年も、すごいことになる」予感が湧いてきて、なんら論理的根拠はないんだけど、きっとそうなるんだろうなあ。
商売人は、数字に厳しいところと、このように、「神さんを大事に」する面とがある。「神さん」は、何か宗教上の教義に共感する、といった「首から上」の思考的話ではなく、胸のあたりにほわーんと感じるもので、そういう意味でいうと、『古事記』に登場する擬人化された神々とはまた違う。
「なんとなーく、守ってくれてはるんやろなあ」「見ていてくれはるんやろなあ」というぼんやりしたものであり、どちらかというと、「首から下」の話だ。ハートの部分。
仕事がオンラインメインになった。すると業務中心になる。雑談やくだらないジョークで笑い合う、というのがなくなる。
しかしながら、商いの力を決めるのは「カルチャー」だ。SlackやTeamsなどビジネスアプリカルチャーだけでやりとりするのがメイン業務になると、カルチャーがすっぽり抜け落ちてしまう。
「神さんを大事に思う」というのは立派なカルチャーであり、JOYWOWは無くさないで、大切にしていきたいと思ってます。