弱点だと思っていることが、実はあなたを支えてくれる強い味方になる
「お前が一番大事にしてるもんを差し出したら、願い叶えたるで」神様が言った。なんで大阪弁やねん。
「はい、こちらです。届いたばかりのVRヘッドセットMeta Quest 2を差し上げますので、なにとぞ・・・」
「このアホが! たった5分遊んだだけで飽きたやつやないか! そんなんあかん。バチ当てたる!!」
昨日の記事でVRヘッドセット買うことに決めたと話した。
書いたあと、アマゾンのMetaページへ飛び、あれやこれやと検討した。しているうちに、気づいた。
ぼくが、とんでもない飽き性だということに。
そして、そもそもゲームをやらない。
ゲームやらないぼくがVRゴーグルつけて、何する?
ユニクロへ買い物に行く? アバターで。
ネットでええやん(笑)
ともあれ、ゴーグルは保留、アマゾンのウィッシュリストに入れた。
それよりぼくがやりたいのは、VR空間を創造することだ。遊ぶより、創る。
なので、VR空間創造へとチェンジした。
フリーランスを23年もやってこれたのは、「やりたいこと」を次々発見できたからだと思う。
旭化成社員時代に翻訳した『パーミション・マーケティング』がベストセラーになった。人は勘違いする。ぼくはただ、原書のヨコ文字をタテ文字へ翻訳しただけなのに、「パーミション・マーケティングの専門家」と勘違いしてくれた。おかげで講演やコンサルティング依頼が引きも切らず、独立してもなんとかやれるか、と。
ただ、ぼくの場合、ただの独立ではない。ニューヨークへ移住し、彼の地で起業する、という2ランクくらいアップしたゲーム設定だった。自分で決めただけなんだけど。
『アルケミスト』通り、人は、やりたいことに一歩踏み出せば、必ず応援してくれる人が現れる。
不思議なくらい、手を差し伸べてくれる人が途切れなかった。ニューヨークにはお客さんがいない。でも、日本のITベンチャー企業が2社も、コンサルティング契約をしてくれた。
大阪産業創造館が立ち上がるというので、そのプロジェクトメンバー内に、サラリーマン副業時代知り合ったリクルートの人がいて、声をかけてくれた。
ここのこけら落としセミナーをやらせてもらったし、創業1周年記念イベントではバンドでライブさせてもらった(講演する条件として、バンドでの出演、という無茶をぼくがオファした(笑))。
いま、JOYWOWオフィスは産業創造館近所というのも、不思議なご縁を感じる。
ただ、フリーランスとしてのぼくの強みは何かというと、「『やりたいこと』を次々発見する力」だと思う。振り返ると。
「いつもサムシング・ニュー」。
これが23年間「パーミション・マーケティング」やってたら、確実に残れていない。出版社からオファあったよ。いっぱい。でもお断りした。自分じゃないもの。あくまでヨコのものをタテにしただけ。
この強みって、実は「飽きっぽい」ことの裏返しかもしれないね。
だから、弱点だと思っていることが、実はあなたを支えてくれる強い味方になると思います。
これからフリーランスやろうと思っている人、あなたの弱点を裏返してみたらどうでしょう。それが他の誰にもない、強力な強みのはずです。