小がメインストリームの時代になる
幸せな人生だと思う。
新次郎。
最愛の妻・あさの腕に抱かれて静かに息をひきとる。
その前、娘、その夫(義理の息子)、そして大番頭一人ひとりに「おおきに」とお礼を言えた。
2015年の朝ドラ『あさが来た』の話。
玉木宏演じる進次郎が良かった。言葉や所作、とても良い。美しい。優しい。
土曜日、中之島のリーガロイヤルホテルから材木町の龍華軒さんへ行くのに、道を知らぬ爺さんドライバーが自ら調べようともせず「松屋町筋」だけを頼りに一号線に出、それから松屋町筋へと向かった。
この場合はいったん中央大通りへ出て、それから東へ向かい、松屋町筋と合流して初めて右折するべきが、わざわざ走行距離の長い道を選びやがった。
ふだんならキレてるところが、着いて料金支払う時も笑顔で「おおきに」と言えたのは、進次郎さんのおかげである。
進次郎、身体の異変に気づいてから、和歌山の義理の姉の家を訪ねたり、気になることはすべてやった。そして最後は自宅で家族に別れを言い、妻の腕の中でひきとる。
明治30年代は、こういう素敵な時代だったのだ。
いまならどうか。
たぶん、入院させられ、最後はチューブだらけにつながって、面会謝絶、誰とも話すことなくあっちの世界へ行かなければならないだろう。
そう考えると、科学の進歩というものは、本当に人間を幸せにするのか、と思う。
次の図はThe Economist「Don't blame "quiet quitting" on Gen-Z(Z世代がするりと辞めちゃっても叱らないように)」(Oct 6th 2023)記事から。
左に行くほど、「仕事にやる気がない」。
一番左にイタリアが出ているが、実はイタリアの下の◯をタップすると日本が出てくる。イタリア並のやる気の無さなのである。これはZ世代だけの話ではない。就労している人たち全員について143ヶ国にわたりギャロップが調査したデータ。
イタリアが堂々の優勝、準優勝がわが日本だ。男女別はこんな感じ。
これもね。指標や母数の取り方でいくらでも変わる。あくまで記事を書いた人のパソコンの画面だけのデータに過ぎないことも承知だ。
でも、敢えて、言う。
働く人たちの幸せ感が、減退している。
とはいえ、時代は確実に変わりつつある。
間違いなく、変わりつつある。
昨日、CDTV観た。
ぼんやりしてて、途中から。
BE:FIRSTが出るというので、観たんだけど、全然出る気配がない。小さなモニタ画面には顔が出ているから、スタジオにはいるのに。
あわててファンクラブ・アプリでみんなの書き込みを見ると「感激しましたー」とか言ってる投稿時刻が20:17とかだから、20時あたりに出たとわかった。
録画しているので、スルスルと巻き戻し、観た。テレビでフル演奏するのが初の「Mainstream」。ぶっ飛んだ。ダンス、歌、そして全員から放出されるアーティシズム。
なぞってない。
スタジオで、表現している。パフォーマンスしている。
まさにアートだ。
同じく出演してパフォーマンスしたAKB48やNMB48は口パクだった。
なんとかいうボーイズグループは、「なぞって」た。
時代は、確実に、BE:FIRSTがメインストリームになろうとしている。
つまり、小がメインストリームの時代になるということだ。大ではなく。
フリーランスのみんな、チャンスですよ。
ビジネスの世界にJOY+WOW+LOVE and FUNの総量を増やすため、楽しく、仕事しましょう。
ほんと、時代の変わり目にいることができて、幸せですね。