ブランド視点を磨こう
カメラを所有したいのではなく、きれいな写真を簡単に撮りたい。
ケータイが可能にしたら、ケータイで写真撮るのが当たり前になった。
ガラケーからなので既に四半世紀、25年過ぎてる。
iPhone始め、スマホの撮影能力はすごいよね。
写真が趣味、職業、という人でなければ、スマホ一台あれば、十分事足りる。
(10年前、iPhoneで撮影した写真。十分きれいです)
この一例だけでも、ビジネスで重要なのは、「商品(製品・サービス)」ではなく、「顧客に提供する価値」だとわかる。
昔つきあってた女の子の部屋に行ったら、キッチンを物置にしてた。
化粧品とか、アクセサリーとか、シンクに山積み。
「料理、要らないから」(しないから、の意味。こういう表現する子だった)
当時はびっくりしたけど、いまや「キッチンのない家」というのも、あり得る。
UberEatsなどのデリバリーが発達し、コロナで加速した。これは全世界的な流れで、たとえばヨーロッパについてはこちらの記事が面白い。
つまり、「料理する行為は楽しめないけど美味しいものは食べたい」ニーズは多くの選択肢で満たされる社会になった。
ビジネスを組み立てるときに大事なのはここのところで、「ニーズ」は社会変化と共に変わる。
これからどんどん日本は人口が減っていく。
高齢化も進む。
この未来を「暗い」と見る人が多いけど、ぼくはとても明るいと思ってる。
人口が減ったら、実質、空くじゃん。空間。
もう、JR品川駅朝の「人の洪水」にあわなくて済む。
テクノロジーの進化はこうしているあいだもずっと前進していて、瞬間瞬間賢くなってる。
つまり、人間はどんどん「労働」から解放されていく。
空想したり、夢見たりするのが人間の仕事になっていく。
だったら、狭い都市にいる必要がなくて、地方に人がもっと散らばっていく。
きっとストレスはいまより減っていく。
だから;
「消費」しきれなくて断捨離しなきゃいけないほどのモノの山、
同じく「消費」しきれなくてダイエットしなきゃいけないほどの過剰カロリー摂取というのも、なくなっていくだろう。
ブランドはますます大事になってくる。
「もっとたくさん売る」
ためではなく、
「選ばれる」
ために。
ブランドが何を見ているか、つまり、どんな価値提供をしたいか、というブランド視点(Brand Viewpoint)が鍵。
21歳の知人が、ケンタッキーフライドチキンでアルバイトしていて、クリスマスはハンパなく忙しいらしい。コロナの今年は例年以上に忙しくなるのが読めるから、店長から早々とシフト渡され、「絶対に来てね!」と念を押されてるらしい。
つまり、「ケンタッキー=クリスマス」というのが人の脳内でできているんだ。
「クリスマスを家族で」イコール「ケンタッキーフライドチキン」。
さあ、ブランド視点を磨いていこう。